ディア・ペイシェント7話ネタバレ・感想・あらすじ!ラストで内田有紀に衝撃の結末が!

『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』第7話のネタバレ・感想・あらすじをまとめてみました!

第7話は2020年8月29日に放送されたドラマです。

まさたか
まさたか

内科医の真野千晶(貫地谷しほりさん)の元に、息子に薬を出せと言う遠山秋絵(松金よね子さん)がやってきます。

診察せずに薬は出せないと千晶が断ると、数日後にその息子から切りつけられた秋絵が運び込まれてきます。

以前問題を起こした遠山親子はすみやかに転院の手続きを取られますが、今度は秋絵と息子が同時に搬送されてきて…!?

それでは、詳細を見ていきましょう。

目次

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~7話ネタバレ

内科医の金田直樹(浅香航大さん)は、実家の母親から送られてきた野菜を、医師たちに配っています。

「野菜はいっぱい送るな」と注意しても毎年沢山送ってくる母親のことを、金田は「非合理的な存在」とぼやきます。

それを聞いた金田の同僚内科医・真野千晶(貫地谷しほりさん)は、研修医の頃の自分の発言を思い出します。

千晶は、料理をする暇がないから野菜はいらないと言ったことを、母に悪かったと感じます。

先輩内科医の浜口陽子(内田有紀さん)は、金田にお礼を言いながらバタバタと帰り支度を始めました。

そんな浜口の様子が気になった千晶は、着替えて帰ろうとする陽子を呼び止めます。

千晶が医療訴訟の件かと尋ねると、浜口は弁護士と会う予定だと言い「順調に進んでるから、心配しないで」と笑いました。

医療訴訟は7~8割の確率で医者が勝訴すると知っていながらも、千晶は浜口を心配し続けているのでした。

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千晶の診察室に年配の女性・遠山秋絵(松金よね子さん)がやってきて、体の不調を訴えました。

話を聞いた千晶が秋絵に聴診器をあてようとすると、秋絵は「私じゃないんです」と言い出します。

「息子の体調が悪いので、お薬を頂きたいんです」と言う秋絵に、千晶は医師法と保険診療のルールを説きます。

診察をせずに薬を出すことはできないと教えると、秋絵は「何がルールよ!」と立ち上がって声を張り上げます。

「母親の私が言ってるんだから間違いないわよ!」とヒートアップした秋絵を前に、肩をすくめる千晶でした。

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診察を終えた千晶に、金田が「アニサキスの引きこもり野郎の母親だろう?」と秋絵について話しかけます。

金田は以前当直をした際に、秋絵の息子・譲二(六角慎司さん)を診たことがあったのです。

アニサキスによる腹痛に苦しむ譲二は「外に出たくなんかなかったのに…」と、刺身を買ってきた秋絵を責めました。

「食ったのは自分だろ? 親のせいにするなよ」と金田が言うと、秋絵は「譲二を叱らないでちょうだい!」と怒りました。

20歳の頃から20年間引きこもっている譲二は、パートで働く秋絵と2人暮らしをしているのだと金田は語りました。

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引きこもり関連の資料を探す千晶は、資料が院長室の管理だったため院長の佐々井宗一郎(石黒賢さん)を訪ねます。

千晶が遠山親子のことを話すと、佐々井院長は「今、中高年の引きこもりは61万人といわれています」と話します。

驚く千晶に佐々井院長は「8050(ハチマルゴーマル)問題をご存じですか?」と問い、その詳細を語ります。

高度経済成長期に働き手だった親が、バブル崩壊後の就職氷河期に就職できず引きこもった子を養い、高齢化していく…。

そして、高齢になった親が子どもを支えきれなくなる問題が、8050問題なのです。

千晶は、8050問題に対して医者は何ができるのかとつぶやくのでした。

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医療訴訟を担当している弁護士の事務所を訪ねていた浜口は、弁護士から「原告側の動きが不穏」と聞かされます。

「医師賠償責任保険の件も、もう一度確認します」と伝えながらも、担当弁護士は浜口が圧倒的に有利だと話します。

浜口を訴えている元患者が裏工作をしている恐れがあると聞かされ、浜口は複雑な表情を浮かべるのでした。

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認知症の疑いのある浅沼知恵子が千晶の診察室を訪れ、いつものようににこやかに受け答えしています。

千晶が、浅沼の息子に電話したが連絡が取れないと言うと、息子は経営している歯科医院が忙しいのだと説明します。

千晶が折り返しを頼むよう伝えると、浅沼はそれに応じながらも、自分が認知症だとは考えにくいのだと話します。

物忘れもしないし、自分で車を運転して通院しており、周りの友人から若さを羨ましがられると浅沼は訴えます。

千晶は「その若さを保つためにも、ぜひ」と、浅沼の言葉を否定することなく、浅沼の息子へのコンタクトを試みるのでした。

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診察を終えてエレベーターを待つ千晶の前に、突然、モンスター患者の座間敦司(田中哲司さん)が現れました。

介護している母親が体調を崩して看病続きだったために、気分転換で散歩をしているのだと座間は話します。

千晶は座間との話をさっさと切り上げてエレベーターに乗り込みますが、ドアを閉める寸前に座間も乗り込んできました。

遠山親子と同じく母親と2人暮らしをしている座間に、千晶は話しかけます。

「大変ですか?」と千晶が問うと、座間は怒り、壁を何度も蹴って「分かったようなこと言わないでくれよ!」と声を上げます。

数秒経って落ち着いた座間は、浜口について「今度ブログで問題提起しようかな~」と笑いながら話します。

千晶が「ブログに書くのはやめてください!」と強く言うと、座間はヘラヘラと笑って「怒らないでくださいよ」と返します。

座間は、千晶に攻撃などしていない、ただ自分の心身について把握してもらいたいだけだと語りました。

エレベーターが止まり座間が下りたことで千晶はフッと安心しますが、閉まる間際、座間が扉に手を差し込みました。

驚く千晶に、座間は「僕は千晶先生との絆を信じてるんですから」と言い残し、去って行きました。

千晶は、座間の魂胆は何なのだろうと思いながら、またしても嫌な気配を察知するのでした。

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夜間、腕から出血している秋絵が、アパートの隣人に連れられて病院にやってきました。

秋絵は「大したことないんです。帰ります」と言いますが、秋絵はふらついており息も苦しそうです。

千晶が怪我の経緯について尋ねると、秋絵は「包丁が落ちてきて…」と言いますが、隣人はその話を否定します。

そんな隣人の話を遮ってまで止めようとする秋絵に、千晶は不穏なものを感じるのでした。

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一通りの処置が済んで眠る秋絵を見守る千晶の元に、残業していた浜口が訪れます。

循環器専門の浜口は、秋絵のレントゲン写真を見て虚血性心疾患と心臓弁膜症、不整脈と心肥大を抱えていると診断します。

今まで病院にかかっていなかったのかと不審がりながらも、浜口は秋絵の処置にあたりました。

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浜口の指示で秋絵の隣人に話を聞いた千晶は、秋絵が息子だけではなく、隣人に対しても面倒見がよかったことを知ります。

そして、引きこもりの息子・譲二がいつも秋絵を殴っていることを聞き出します。

今回の腕の傷は外科医が診た通り切りつけられたもので、隣人は譲二の「ぶっ殺す」という声を聞いていました。

隣人は譲二について「頭おかしい」「このままじゃ秋絵さん、殺されちゃう…」と泣きながら語るのでした。

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心臓に負担をかけると突然死の可能性もあると話す浜口に、千晶は警察に通報するかどうか問います。

すると浜口は、事務長の高峰修治(升毅さん)に事情を伝えてからにしようと答えました。

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翌朝、話を聞いた高峰事務長は「警察に通報なんて、もってのほかです」と千晶と浜口の訴えを切り捨てました。

事務局主任の沼田晋也(浜野謙太さん)の話によると、秋絵は以前にも息子に切りつけられて来院したことがありました。

その際に担当した外科医が警察に通報したのですが、それを知った秋絵は名誉棄損と虚偽報告で病院を訴えると騒いだのです。

また秋絵が家庭内暴力を受けたらと浜口が心配していると、高峰事務長は秋絵を数日中に転院させることを明かします。

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露骨で素早い厄介払いに金田が感心する一方、浜口は患者のことを一切考えていない高峰事務長に怒りをにじませます。

そんな時、若い医師が座間のブログに浜口のことが書かれており「はま愚痴陽子」と揶揄されていると話します。

座間との問題に浜口を巻き込んだことを謝る千晶に、浜口は「全然気にならないわ」と言って、千晶をランチに誘いました。

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美味しいランチを楽しむ浜口は、故郷・函館の思い出に残る景色について語ります。

帰郷できるかどうかと話す浜口は、ちょくちょく実家に帰っている千晶の話を聞き、千晶の家族に会ってみたいと言います。

千晶も浜口の両親に会ってみたいと言うと、浜口は自分を育て上げた両親について「尊敬してるわ」と語りました。

「私も、両親を尊敬してます」と千晶がつぶやくと、浜口と千晶は顔を見合わせて微笑むのでした。

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ランチを終えて廊下を歩いていると、浜口に弁護士から電話がかかってきます。

浜口が「和解工作」「カバーされない」と口にしたことを千晶は気にかけますが、浜口は慌ててどこかに行ってしまいました。

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その夜、千晶の妹・万里(高梨臨さん)へ、千晶は電話をかけました。

万里は医師の父・徹(伊武雅刀さん)と共に、母・祐子(朝加真由美さん)のいる認知症施設を訪れていました。

共に食事をして、母の飲み込みの弱さや痩せ具合を見た万里は、母を心配し不安になっています。

千晶が万里を励ましているところに、父に連れられた母が戻ってきて、万里と電話を替わりました。

千晶が好きだからと桜餅を作る準備をしてあると語る母は、認知症になる前と同様、一人暮らしの千晶を心配します。

そんな母に、研修医の頃に実家から送られる野菜をいらないと言ったことを謝ります。

母は「あら、そんなことあったかしら?」と笑い、父に電話を替わりました。

千晶は父に感謝を伝え、自分が家族に恵まれて育ったことを自覚したのだと語るのでした。

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千晶は8050問題について調べつつ、遠山親子のことをメディカルソーシャルワーカーに相談しようと考えていました。

そんな千晶に金田は「余計なことしなくていいの」と言いますが、千晶は状況悪化を気にして手を動かします。

金田は、子どものために死んでもいいという母親の思いは「母親から息子への暴力でもある」と言います。

密室である家庭の中で、どちらがどちらに暴力を振るっているのかは分からないのだと、金田は続けました。

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「相手を傷つけるだけが暴力か?」という金田の言葉も引っかかり、千晶はシステマのトレーニングに集中できません。

そんな千晶を見たシステマ講師の吉良大輔(永井大さん)は「心が疲れてるんじゃないでしょうか」と見抜きます。

吉良は「システマのトレーニングよりも現代人の日常の方がキツい」と説きます。

自らが危険な状態にあると気が付くためには、呼吸で心を整えることを学ぶのだと、吉良は千晶を諭すのでした。

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千晶が浜口に弁護士からの電話について尋ねると「大丈夫だったわ」と返され、すぐに秋絵の話に変えられました。

秋絵は転院先の病院で詳しく検査され、大動脈弁狭窄症であり、既に手術できない状態まで悪化していたと判明しました。

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その秋絵は、医師や看護師の目を盗んで、転院先の病院から抜け出していました。

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その夜、千晶は慌てた様子の看護師から呼び止められ、秋絵とその息子の譲二が救急に来ていると知らされます。

千晶が様子を見に行くと、秋絵に切りかかられた譲二は腕と腹から出血し、秋絵は心不全を起こしかけていました。

内科で浜口から処置を受けている秋絵は、息も絶え絶えに「譲二…譲二…あの子のそばに連れてって」と言います。

それを断る千晶に、秋絵は「私たちは2人でいないと生きていけないの。生きられないの」と必死な形相で語りました。

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当直ではなかった千晶ですが、遠山親子がまた家庭内暴力を起こしたことにショックを受け、帰ることができずにいました。

浜口は、秋絵が転院先で余命宣告を受けたことをきっかけにアクションを起こしたのだろうと推測します。

しかし、その理由は千晶も浜口も分からず、医者としての正しさを患者やその家族が受け入れないこともあると痛感します。

浜口は「さみしいっていうか、むなしいような、絶望的な気持ちになるわね」と、無力感に打ちひしがれます。

「医者も弱い一人の人間。でも、命を預からなくてはならない」と遠い目をして語る浜口は、千晶を見つめました。

「千晶先生なら、どんなことでも乗り越えていけるわ」と浜口は千晶を抱き締め「大丈夫。ずっと一緒よ」と続けるのでした。

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自宅に帰った浜口は、ベランダでひとり、静かに夜景を眺めていました。

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翌朝、遅刻なんてしたことのない浜口が診察時間になっても姿を見せず、電話にも出なかったため千晶は心配します。

診察時間になり、浅沼が息子を連れて千晶の診察室を訪れました。

浅沼の息子は病院のユーザビリティの低さを問題視しつつ、時間に追われている様子で千晶と話し始めました。

千晶は同居している息子から話を聞き出そうとしますが、浅沼の息子は「気のせいじゃないですか?」とのんきに話します。

そして浅沼を心配する素振りも見せず、時間になったからと千晶の制止も気にせずに診察室を後にしました。

息子を追って出ていく浅沼を見送った看護師は「母親のことなんてどうでもいいんですね、あの息子は」と毒づくのでした。

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外科病棟に入院している譲二は、内科病棟に入院している母・秋絵の元へと車椅子を走らせます。

看護師たちの制止を振り切って突き進む譲二の周りで、悲鳴が上がっていました。

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診察を終えた千晶が待合室に出ると、一人でソファに座って呆然としている浅沼を見つけます。

タクシー乗り場が分からないと言って不安がる浅沼を案内しようとした時、千晶に電話がかかってきます。

譲二が暴れているからと呼び出された千晶ですが、認知症かもしれない浅沼を置き去りにできず、連れていくことにします。

秋絵の病室の近くで浅沼を待たせておき、千晶は暴れる譲二の元へと向かいました。

譲二は「俺が施設に入らねえって言ったら、このババア、俺を殺そうとしたんだぞ?」と秋絵を指さします。

「今さら自立しろだの、できないなら一緒に死のうだの、勝手なこと言ってんじゃねえ!」と譲二は激高します。

秋絵を人殺しと言いながら、秋絵の教育が悪いために自分はこうなったのだと譲二は訴えます。

譲二がこの先暮らせるだけの金の都合をつけて「てめえ一人で死ね!」と吐き捨てた譲二に、千晶は怒りをあらわにします。

千晶は、殺されかけた譲二が怒るのは当然だと言いながらも、秋絵の行動は譲二を思ってのことだと語ります。

しかし譲二と同様、秋絵も自身が悪いのだと言い「ごめんね譲二、痛かったね」と小さな子どもに言うように話します。

譲二の腕にすがりついて泣く秋絵の様子を、病室のドアの向こうから浅沼がじっと見つめていました。

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千晶が迎えにいくと、浅沼は「嘆かわしい親子関係ですことね、先生」とつぶやきました。

「でも…あのお母さんはお幸せだわ。あんなに息子さんに必要とされて。これ以上の幸せはないわよ」と浅沼は語りました。

千晶は依存し合う秋絵と譲二を幸せな親子関係とは思えませんが、ゆがんだ関係を簡単に否定はできないとも思いました。

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その頃、棒のようなものでベッドの桟を叩きながら「あ~あ~」と叫ぶ母親に、座間は限界を迎えつつありました。

ベッドの桟を外して手に持った座間ですが、しばらくためらった後、頭を抱えて大声を上げてしゃがみ込みました。

ゴミ屋敷のように荒れた家の中で、座間と母親の親子関係はとっくに壊れていたようでした。

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千晶は、浜口なら譲二にどんな言葉をかけたのだろうと考えながら、浜口と話したいと思っていました。

しかし電話は何度かけても繋がらず、そんな時に座間が診察室にやってきます。

風邪の症状を訴える座間は「浜口先生、無断欠勤されてるようですね?」と低い声で話し始めました。

気にしないようにと千晶は診察を続けますが、座間は「それに、訴訟も抱えてるとか」と話を続けます。

座間は「千晶先生に関わることなら何でも知ってるんです」とお決まりのフレーズを繰り返し、浜口をけなします。

「何してるんでしょうね? 浜口先生」という座間の言葉が引っかかった千晶は、浜口のマンションを訪ねるのでした。

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病院のインフォメーションに勤める職員と共に浜口の部屋を訪ねた千晶は、大家さんに鍵を開けてもらいます。

部屋に入った千晶は寝室のドアの隙間から明かりが漏れていることに気付き、そこに入っていきます。

ベッドに横たわる浜口を仰向けにしたところ、その顔からは血色がなくなっており、腕には点滴が繋がれていました。

その点滴に繋がれていたのは死刑執行時にも使われる薬物・塩化カリウムの濃縮液で、容器はほぼ空になっていました。

千晶は慌てて一緒に来た職員に救急車を呼ぶように指示し、浜口への心臓マッサージを始めるのでした。

 

また、『ディア・ペイシェント』の無料動画を見る方法を、コチラの記事にまとめています。

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ディア・ペイシェント~絆のカルテ~7話感想

今回は最後の最後に浜口陽子の自殺という衝撃的なシーンが挿し込まれ、衝撃を受けた方も多かったと思います。

まずは、7話の軸であった遠山秋絵・譲二親子について振り返りましょう。

千晶と初めて会った時は、引きこもりの息子・譲二のために薬を処方しろと迫る秋絵の過保護さが目につきました。

その後に金田から、譲二は子どものような言動で、起きたこと全ての責任を秋絵にかぶせていることを知らされます。

当直中の千晶は、譲二から切りつけられた秋絵を診て、また隣人から譲二が日常的に暴力を振るう話を聞きます。

千晶は秋絵を救おうと行動しますが、ある種の慧眼を持つ金田から、家庭内暴力は簡単なものではないと諭されます。

秋絵は過保護と過干渉により、譲二の自主性が育まれる機会を奪うという暴力を振るってきたのです。

金田は、譲二が暴力を振るうのは、秋絵からの目に見えない暴力への反撃と考えていたのかもしれません。

高峰事務長はそんな秋絵と譲二の関係には目もくれず、面倒を起こされては大変と、心臓病を抱える秋絵を転院させます。

しかし、転院先で余命いくばくもないと知らされた秋絵は病院を抜け出し、譲二に究極の選択を迫りました。

引きこもりの支援施設に入るか、それとも自分と一緒に死ぬか…秋絵の突き付けた2択に、譲二は暴力で応えます。

病院内でも騒ぎを起こした秋絵と譲二は、千晶の説得も届かず、歪んだ親子関係を続けていくようでした。

そんな遠山親子を間近で見た浅沼が、いつもの息子自慢はさみしさの裏返しであったと明かすところも印象的でしたね。

次に浜口についてですが、どうやら浜口を訴えた遺族は和解を装いつつ裏工作を進め、浜口は不利になったようでした。

賠償に充てる予定だった保険金も支払われない状況になったようで、浜口は現実を受け止めきれなくなったのでしょう。

千晶を励ます浜口はかすかにSOSを発していましたが、ショックに打ちひしがれる千晶は気付くことができませんでした。

そして、強くて優しい浜口は人知れず限界を迎え、独りで最期の時を迎えたのでした。

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~7話あらすじ

第7回「母子の事情」
総合・BS4K 2020年8月28日(金)よる10時から10時44分
※4K先行放送 8月26日(水)よる11時15分
再放送:総合 9月2日(水)午前1時25分(※火曜深夜)※再放送時間が通常と異なります(5分遅れ)

千晶(貫地谷しほり)のもとを、「息子の薬をくれ」という年配の女性・遠山秋絵(松金よね子)が訪れる。無診察診療はできないと千晶は当然断った。ある日、秋絵が手の怪我で佐々井記念病院に運ばれてくる。どうやら、秋絵の息子は引きこもりで、手の怪我も息子の仕業らしい。しかし、秋絵は息子をかばって本当のことを言わない。秋絵は心臓の持病を患っていて、千晶は、怪我よりも心臓のことを案じ、循環器内科が専門の陽子(内田有紀)に相談を持ち掛ける。そのような中、佐々井記念病院の事務長・高峰(升毅)は、厄介払いをするように秋絵を別の病院に転院させた。しかし、後日、なぜか秋絵とその息子・譲二(六角慎司)が二人とも佐々井記念病院に運ばれてくる。二人とも怪我をしていた。秋絵は譲二の将来を悲観して、刺し違えようとしたのだった。千晶は二人の事情を知るが、家族間の問題には立ち入れないと、無力感を痛感する。そのような中、医療訴訟を抱えていた陽子の身に大変なことが起こる。

(引用:公式サイト

まとめ

過保護な高齢女性・遠山秋絵とその息子で引きこもりの譲二に出会った千晶は、2人を救おうと行動を起こします。

面倒に思った高峰事務長は秋絵を他の病院に移しますが、余命を知った秋絵は譲二を刺し、2人共緊急搬送されました。

千晶たち医師は2人の怪我や病気に対処することはできても、歪んだ親子関係を立て直すことはできませんでした。

そんな中、医療訴訟の雲行きが悪くなったことで絶望した浜口は、自宅の寝室にて自殺してしまうのでした。

※この記事のトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。

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