探偵・由利麟太郎の2話ネタバレ感想・あらすじについて、まとめています!
6月23日に放送された、探偵・由利麟太郎2話『憑かれた女』。
予告の通り、幻覚や幻聴など、ホラー要素が強い放送回でした。
宙に浮かぶ大きな目玉や、動くタトゥー入りの腕など…
今でも目に焼きついています。
驚愕のラストも用意されていて、本格的な謎解きも楽しむことができました。
今回は、『探偵・由利麟太郎の2話ネタバレ・感想まとめ!』と題し、あらすじ(ネタバレ含む)や、実際に見た感想などを、綴っていこうと思います。
探偵・由利麟太郎2話のネタバレまとめ!
探偵・由利麟太郎2話『憑かれた女』の主な登場人物について、まとめました。
▪吉岡エマ/水上京香さん
クラブで働く、美人ホステス。
得体の知れない、不気味な幻覚や幻聴に悩まされ、日々怯えながら暮らしています。
▪五月翔太/赤楚衛二さん
吉岡エマの現在の恋人です。
エマのためなら、何でもすると宣言するほど、エマに惚れ込んでいます。
▪神崎美沙子/柳ゆり菜さん
エマと同じクラブで働く、ホステスです。
左の上腕部分にトカゲのタトゥーがあります。
五月とは、過去に恋人関係にあったため、エマに激しいライバル心を燃やしています。
▪井出圭一/尾上寛之さん
エマが働くクラブの、常連客で、エマに対し歪んだ愛情を抱いています。
三木津とは、学生時代の旧友で、同じミステリー同好会の仲間でした。
大金持ちの御曹司で、小説を書いています。
では次に、由利・麟太郎2話『憑かれた女』の、あらすじ(ネタバレ含む)をご紹介しますね!
黒い影のような男や、天井から生える腕など、エマが見る奇妙な幻覚シーンから、ドラマは始まります。
エマは幻覚のせいで、クラブで接客もままならない状態にまで、衰弱してしまいます。
そんなエマをどうにか助けたいと、奮闘しているのが、エマの現在の恋人である五月です。
エマを介抱する五月の姿を見て、面白くなさそうにしているのが、ホステスの神崎美沙子です。
昔、五月と恋人関係にあり、五月に捨てられたことを根に持っています。
美沙子は気が強い美人で、左腕にはトカゲのタトゥーが彫られています。
エマが見る幻覚は、日を追うごとに酷くなるばかり。
ある日、エマがクラブでお酒を飲んでいると、血だらけになった美沙子が店に入ってきます。
エマは混乱し、取り乱すも、それも幻覚でした。
ホステスの仕事も満足にできなくなっているエマは、ママの勧めで、お金を得るために、女優のオファーを受けることにします。
女優をする条件として、エマは目隠しをされ、知らない男に洋館に連れてこられます。
目隠しを外したエマは、再び影のような男を目撃し、取り乱し、気を失ってしまいます。
エマが目を覚ますと、暖炉には、トカゲのタトゥーの入った左腕、バスタブには腕を切り落とされた、血まみれの死体が横たわっていました。
慌てて飛び出したエマは、放心状態で街をさまよっていました。
本当の死体だったのか、それとも幻覚なのか、判断がつかず悩むエマ。
そんなエマを心配した三津木は、由利麟太郎を呼び出し、エマの話を聞いてもらうことにしました。
エマが連れて行かれた洋館を探し出し、中に入りますが、そこにはエマが見たという女性の死体はありませんでした。
しかし事態は一変します。
由利麟太郎達が、その洋館を去った後に、消防隊が駆けつけ、タトゥーのある腕と、腕を切り落とされた美沙子の遺体を発見したのです。
探偵・由利麟太郎2話『憑かれた女』の真犯人は、エマのストーカーをしていた井出でした。
実はエマが見ていた幻覚や幻聴は、井出が作り出し、エマに見せていたものだったのです。
エマが住むマンションは、井出の父親の会社の関連不動産会社が所有する物件だったため、勝手に部屋に入り、エマの室内に機材をセットし、映像を映し出していたのです。
エマの部屋には、エマを監視するための、隠しカメラも仕掛けられていました。
井出は、エマの飲み物に薬物も混入していたため、エマは自分の家以外でも幻覚を見るようになっていたのでした。
エマに幻覚を見せていたのは、エマが五月と付き合い出したことに対する、嫉妬が原因でした。
そして、美沙子を殺害したのは、美沙子にエマのことをストーカーしているのではないかと、バカにされ、カッとなったためです。
ラストでは、エマの恋人である五月が、井出に雇われた男により、殺害されたシーンも描かれていました。
以上が、探偵・由利麟太郎2話『憑かれた女』のあらすじ(ネタバレ含む)です。
探偵・由利麟太郎の2話の感想
探偵・由利麟太郎2話『憑かれた女』を実際に見たので、その感想をご紹介しますね。
宙に浮く大きな目玉や、切り落とされた動く腕など、ホラー色の強い内容でした。
映像もグロテスクで、見ているこちらまで、頭がおかしくなるような感覚に襲われました…
ホラーという観点から見ると、1話の『花髑髏』をはるかに上回っていたと思います。
ドラマの中盤くらいまでは、こんな風に感じた人も多いのではないでしょうか?
もしかして、今回の真犯人は、人間ではなく霊的なもの!?
まさかエマが見ていた幻覚が、真犯人が作り出したものだったなんて、思いもしませんよね。
エマが見ていた幻覚は、井出が作り出したものであるというくだりは、探偵・由利麟太郎2話の最大の見どころポイントだと思います。
飲み物に薬物を混ぜ、頭をおかしくするあたりも、ものすごく怖いですよね…
実際にありそうな話であっただけに、より恐怖を感じてしまいました。
実は、ドラマを見る前に、横溝正史さんの、原作小説『憑かれた女』を読んでいました。
原作小説とラストが全然違った点には、すごく驚いてしまいましたね。
原作小説ではエマは、途中で井出が自分にしていたことに気づきます。
その仕返しをするために、井出を殺人犯に仕立て上げる計画を立てます。
エマの標的にされてしまったのが、以前から敵対関係にあったホステスの美沙子だったのです。
つまり、原作小説では、美沙子を殺害した真犯人は、井出ではなく、エマです。
1話『花髑髏』の瑠璃子についても言えることですが、メインキャラクターである女性は、ドラマの方が弱く、優しい存在として描かれています。
ドラマでのエマは、終始怯えながら生きる弱々しい女性として、描かれていました。
いつも不安げで、哀しげな表情を浮かべていました。
一方、原作小説のエマは、弱さもありますが、それに負けないくらいの、たくましさを持ち合わせています。
ドラマではエマが一度も報われることがなかったため、ラストは原作のように、井出に復讐して懲らしめるというシーンがあった方が良かったなぁと思いました。
探偵・由利麟太郎 の1話あらすじ
第2話2020/6/23放送
祇園のクラブでホステスとして働く吉岡エマ(水上京香)は、近ごろ得体の知れない“黒い影”に襲われる悪夢に悩まされていた。店にいるときも部屋で休んでいるときも、恋人の五月翔太(赤楚衛二)の腕の中にいるときでさえも、“黒い影”は突如目の前に現れ、そのたびにエマを恐怖に陥れていた。心をむしばまれたエマは、やがて何かにつかれたように意味不明な言動を繰り返し、天井から切り落とされた女の腕が落ちてくる幻覚まで見るように。五月はそんなエマを心配するが、一方で、五月の元恋人で同じホステスの神崎美沙子は、気味が悪いとエマを激しく敵視する。
その頃、学生時代の旧友でミステリー同好会の仲間だった井出圭一(尾上寛之)と会っていた俊助(志尊淳)は、道端で放心状態のエマに遭遇する。井出が店の常連客だと知ったエマは、突然「女性の死体を見た」と言い出し、聞けば、ドラマのオーディションで連れていかれた洋館で、バスタブの中で死んでいる美沙子を見たという。しかし、日ごろから幻覚に悩まされていたエマは、それが現実だという確証が持てない。
真相を確かめるべく由利(吉川晃司)に助けを求めた俊助は、早速洋館の場所を突き止めるが、そこには死体どころか殺人が行われた痕跡も見当たらない。さらに翌日には美沙子が店に来たとママの梶原絹江(山口香緒里)が証言。やはりエマの幻覚だったのか——。そう思った矢先、エマが見たという凄惨(せいさん)な光景、洋館のバスタブから美沙子の死体が発見される……!
(引用:公式サイト)
まとめ
いかがでしたか?
探偵・由利麟太郎2話『憑かれた女』のあらすじ(ネタバレ含む)や感想をご紹介しました。
ラストで井出が逮捕されましたが、なんとも後味の悪い終わり方でした。
ドラマは終わりましたが、今もどこかで、エマが1人で苦しんでいるような気がしてなりません。
現実離れした感じがするが、実際にどこかで起きているような気がする。
そんなリアリティーを感じさせられる作品でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※この記事のトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。