『恐怖新聞』(漫画)第2巻のネタバレ・感想・あらすじについて、まとめてみました♪
礼の前に恐怖新聞が現れてから、礼の周りで次々と奇怪な事件が起こります。
UFOが現れたり、友達の前に生き霊が現れたりと不思議な出来事は後を絶ちませんでした。礼の前にどんな不思議な出来事が起きるのでしょうか?
詳細を、早速みていきましょう!
恐怖新聞(漫画)2巻のネタバレ
空に光る謎
松岡エリナは空に無数に飛んでいるUFOを礼に見せました。
彼女はUFOは地球人にその存在を知らせるために空を飛んでいると言い「宇宙連合」は公害を垂れ流している地球人に自分の存在を知らせて地球人に危険を伝えているとエリナは説明します。
理科の先生は礼から聞いたエリナの話を聞いてUFOのことを話し始めます。
UFOの中で最も有名なのは「土星形」と呼ばれるいわゆる”円盤”の基本的なスタイルだと先生は生徒に話しました。
UFOはジグザグに飛んだり猛スピードで飛んだりととても信じられないような飛び方をすると先生は教えます。
さらに、UFOはフォースフィールドと呼ばれる光のモヤのようなものがとりまいていると先生は言い、礼はエリナの周りにもそういうものがあることに気づきます。
礼はエリナにテレパシーを送ってエリナが目の前に現れました。
彼女は邪魔者がいるからと礼をUFOに乗せることはできないと話します。
とその時、エリナと礼の前に突然車が突っ込んできてエリナは礼を助けました。
礼がふと見るとエリナとUFOが消えていて礼は驚きます。
エリナはUFOに瞬間移動してどこかへ去っていったのかと考えました。
礼が家に帰った時に恐怖新聞が礼の前に落ちてきて新聞を見るとエリナの手紙が掲載されていました。
エリナはこれから火星基地に行くからしばらく礼にお目にかかれないと手紙に書かれていて礼に別れを告げるのでした。
自分と自分
野球部の一年生の高橋はパシリでジュースを自販機で買いに行かされたがみんなが一本ずつ取っていくと必ず一本足りなくなります。
さらに練習終わりに近くのラーメン屋にラーメンを野球部のみんなで食べに行った時にラーメンを食べた時に部員が13人んということで13人分のラーメン代を支払いました。
しかし、ラーメン屋の店長が丼を数えてみると丼が14人分あり野球部員たちに騙されたと店長は怒っていました。
次の日、野球部が練習をしていて一年の高橋にまたジュースを買いに行かせるとまた一本足りなくなります。
誰か二本もらってるだろうと先輩部員が部員に呼びかけますが部員たちは一本しか取っていませんでした。
先輩が本当に部員が13人いるのか確認すると、なんと一年の高橋が2人いることが明らかになります。
高橋は自分が2人いるのは何でか礼に相談します。
その夜に礼の前に恐怖新聞が現れて幽霊の男は生き霊について話をしました。
本人が生きているのに、本人の念が生き霊となって現れるいわば”念の化生”になると話します。
礼がこのことを話すと、高橋は最近腹痛があると礼に言いました。
高橋は野球部を退部することになり高橋は礼の前で腹痛を訴えて倒れました。
病院に搬送された高橋はお腹の中に腫瘍があり今すぐ手術しないと危険だと田山医師は話します。
高橋が病室で寝ていると高橋の念の化生が現れて手術をしたら自分は死ぬと言い出して高橋を殺そうとします。
高橋はこのことを礼に話し礼は念の化生が自分を殺そうとするなんて信じられないと言いました。
夜に、高橋の生き霊が田山医師の前に現れて高橋の生き霊はバットで田山医師に襲いかかります。
田山は重傷を負って手術ができなくなり代わりの医師が手術を実行しました。
高橋の手術が始まりましたが高橋の生き霊が手術を邪魔しにきて医師たちは彼を押さえつけようとします。
医師が高橋のお腹の腫瘍を切除すると、高橋の生き霊は血を吹いてスッと消えていきました。
医師は高橋が元々双生児で双子として生まれてくる予定だったが、1人の赤ん坊が高橋のお腹の中に入り込んでそのまま高橋は生まれてきてしまいました。
シャム双生児といって部分的に別の赤ん坊がくっついてしまう礼はあると医師は語ります。
しかし、高橋の生き霊が現れた例は経験がなく医師は驚きを隠せなかったのです。
礼は高橋の生き霊が怨霊になって高橋に取り憑かないか心配するのでした。
真説四谷怪談
礼は日本の有名な階段に四谷怪談があり、四谷怪談の作者は歌舞伎作者の四代鶴屋南北が捜索したものだと説明します。
四谷怪談のお岩さんは四谷左門町へと行く道を挟んだ両側に「田宮稲荷」「お岩稲荷」があります。
礼がこれからお話しする話はもっとも真実に近いと思われる「四谷怪談」の伝説だと話します。
江戸時代に東京の四谷左門町に御先手組の同心(今のおまわりさん)で田宮又左衛門と言う人がいてその娘にお岩という人がいました。
そのお岩さんは可哀想に疱瘡にかかって顔中あばただらけでその上右の目に星があって髪もちぢれた醜い娘でした。
両親は醜い娘に婿が来るのかと心配してとうとう父親が亡くなっても婿はこなかったのです。
ようやく見つかったのが摂州(今の大阪)の浪人で伊左衛門という31歳の浪人でした。
伊左衛門は貧乏浪人だったのでお岩と結婚すれば田宮家の養子として給料がもらえました。
給料目当てだったので伊左衛門は次第にお岩を粗末にして家にも寄り付くことはありませんでした。
酒を飲んだり博打をしたりとやりたい放題の挙句に伊左衛門はお岩さんのお父さんの友人で伊東喜兵衛という与力(同心よりも上役のおまわりさん)と打ち合わせてお岩さんを騙して離婚させて追い出す計画を立てました。
伊東喜兵衛は自分の御妾さんのお花に子供ができてその子供を育てるのが面倒になったのでお花と子供を田宮伊左衛門に押し付けて結婚させます。
その代わりにお岩さんを離婚させると喜兵衛は伊左衛門に約束しました。
お花は子供がいても美人だということでお岩さんと離婚することを決意します。
喜兵衛はお岩を騙してお岩を旗本屋敷に下女奉公をさせました。
そうしてお岩を遠ざけて伊左衛門とお花は結婚をしました。
その後、お岩さんは知り合いから伊左衛門とお花が結婚したことを知って騙されたことを知ります。
激怒したお岩さんは怒りで気が狂ったように街へと駆け出してそのまま行方不明になりました。
伊左衛門の家では子供が生まれて幸せに暮らしていましたが、ある夜にお岩さんのような女が現れて伊左衛門の名前を三回呼んで去っていきました。
その後、伊左衛門の家族が次々と変死してついには伊左衛門も屋根から転落して腰骨を折って動けなくなりました。
転落した時に耳の後ろを切ってその傷がなかなか治らずに膿が溜まって腐っていったのです。
その傷にネズミが寄ってきたので長女のお染は伊左衛門を長持ちの中に入れてネズミが近寄らないようにしました。
しかし、数日後伊左衛門は長持ちの中で亡くなっていたのです…。
それでもなお怪異は続いて伊左衛門にまつわる人が何十人も変死します。
この左門町田宮の屋敷は後の世までも化け物屋敷ち呼ばれています。
見物に来る人が絶えずまたお岩さんが奉公先から狂って走り出した通りは鬼横町と呼ばれました。
今でも「四谷怪談」の映画を撮影する場合「田宮稲荷」へお参りをしないと必ず俳優さんやスタッフの間に奇怪な事故が続きます。
現在までもお岩さんの恨みの念は浮遊霊となって強く残っていると考えられていますと礼は語るのでした。
山小屋の怪
礼はおじさんとともにスキーにやってきておじさんの会社の友人の娘である早穂に挨拶をします。
彼女と一緒に山小屋に泊まりにきましたが、山小屋の主人の代わりに主人の遠縁だという怪しい男が3人を迎え入れました。
礼は彼を怪しんでいて、持ってきた靴に入っていた新聞で彼が殺人犯で現在逃亡していると知りました。
殺人犯は礼に正体がバレたことに気づきこのことは早穂たちには絶対に言うなと口止めして礼を殺す手段を考えていました。
殺人犯は囲炉裏で突然雪男のイエティの話を始めます。
雪男はヒマラヤで確認されて、日本でも目撃例があると早穂たちに話します。
殺人犯は早穂たちに雪男の話を信じ込ませてから礼を殺害してそれを雪男のせいにしようとしていることを察します。
殺人犯は山小屋の入り口を板で塞いで礼が逃げられないようにしていました。
礼は殺人犯に見つからないように山小屋の主人と娘に会い主人は娘のタミ子を連れて逃げろと礼に言います。
外が吹雪になり殺人犯は主人とタミ子を縛って部屋に監禁します。
その時、早穂が外に赤い目をした怪物がいたと礼に話し礼は不思議に思いました。
礼は殺人犯に外へと連れ出されて殺人犯は礼を首を絞めて殺そうとします。
礼が気絶した時、突然怪物の手が殺人犯の首を絞めて彼を吹雪の中へと連れ去っていきました。
礼は目を覚まして部屋に監禁されていた主人とタミ子を助けます。
その後、山奥で木の枝に突き刺さっている殺人犯の死体が発見されて警察は熊の仕業ではないかと結論づけました。
礼は本当に雪男がいたのではないかと恐怖して雪男は今でもヒマラヤにいるのではないかと考えているのでした。
ファラオの呪い
礼はミイラの話を始めて、エジプトには王家の墓とたくさんのピラミッドがあると話します。
エジプトの王が死ぬとなぜミイラを作るのか、それは王が亡くなった時に再び生き返る時に肉体がないと怨霊になって地上を飛び回るからだと信じられていたからです。
ファラオを妨げるものは死の翼にふれるべしとの言葉がありファラオの王の墓に触れたものは次々と謎の死を遂げています。
若くして死んだファラオの墓を調査するべくエジプト学者のカーナヴァン卿、そして墓を発見したハワード・カーターでした。
調査隊はファラオの墓を見つけ副葬品の宝物も大量に発見されました。
しかし、調査隊とそれに関係する人々が次々と謎の死を遂げてついにはカーナヴァン卿も変死をしました。
ところが、なぜかカーターだけが呪いにかからず彼はファラオに関する本を執筆して亡くなりました。
これが歴史上ぼ事実なのだと礼は不気味な顔で語るのでした….。
恐怖新聞(漫画)2巻の感想
UFOは地球人に危険を伝えるために地球人の前に現れるという話を聞いてあながちない話でもないなと思ってしまいました。
地球人は公害を垂れ流して地球を汚染していて宇宙人が地球人に警鐘を鳴らしている、それは近い将来現実になるのかもしれないですね!
野球部員の一年の高橋が、自分の生き霊を目の当たりにして恐怖を感じ礼に相談します。
高橋の生き霊は高橋に手術をすれば死んでしまうと警告して高橋自身を襲ったり担当医に襲いかかったりします。
生き霊が生きている人間に危害を加えるなんて、どれほど強い念ですか!
生き霊の正体は生まれてくるはずだった高橋の兄弟で高橋の身体の一部になって今も生き続けていました。
しかし、その兄弟は医師によって摘出されてそれ以来高橋の生き霊は出てこなくなりましたが、礼はその霊が怨霊になって高橋に取り憑くのではと恐れていました。
霊はいつだって怨霊になる可能性を秘めています….。
四谷怪談の真実はお岩さんが伊左衛門に裏切られて伊左衛門とその家族に呪いをかけて伊左衛門たちを呪い殺したという話です。
お岩さんの話がここまで怖い話だとは思ってもみませんでした。
山小屋に殺人犯が逃げ込んでその男は礼に正体がバレて礼を殺害しようとしますが、男は雪男のような怪物に連れ去られて命を落としました。
殺人犯が本当に雪男に殺されたのかは定かではありませんがこれは天罰なのでしょうか?
ファラオの呪いというのはテレビでもよく取り上げられますが、ハワード・カーターだけがなぜ生き残ったのかそれは今でもわからないでしょう。
なんにせよ、ファラオの呪いのことが知れて勉強になりました!
恐怖新聞(漫画)2巻のあらすじ
毎夜、背筋の凍るようなニュースを運んでくる「恐怖新聞」が届けられる中学生・鬼形礼。次々と起こる怪奇事件にただただ恐れおののくばかりの日々。そんな鬼形のもとに空飛ぶ円盤か降りてきたという少女・エリナ松岡と出会う。今度はいったいどんな怪奇事件に遭遇するのか!?
(引用:Amazon)
まとめ
『恐怖新聞』第2巻は、礼はUFOを目撃したり友達の生き霊を見たり四谷怪談の真説を話したり山小屋の雪男の話を聞いたりファラオの呪いについて話をしました。
礼はコンタクトマンのエリナからUFOが地球に危険を伝えるためにやってくるという話を聞きます。
野球部の高橋は自分の生き霊を見て礼に相談して生き霊の正体が高橋の体の中にいた高橋の兄弟の生き霊だったことが明らかになります。
四谷怪談の話には恐るべき真実があり今でもお岩さんは浮遊霊としてこの世をさまよっていると礼は話しました。
山小屋には雪男がいると山小屋に逃げ込んだ殺人犯は語りましたが、その殺人犯は雪男に殺されてしまいます。
ファラオの呪いは現在でも語り継がれていて、調査隊のカーターだけが生き残りました。
礼が次々と奇怪な事件を目の当たりにしてどれも怖いエピソードでしたね….。