ドラマ『銀座黒猫物語』の9話ネタバレ感想・あらすじについて、まとめてみました!
数々の名作ドラマを生み出しているカンテレが制作するこのドラマ、第9話の今回の舞台は、『BAR yunagi』。
驚くなかれ、メニューを置かず、お盆に乗った果物や野菜を選び、それをカクテルにしてくれる、ちょっと変わったお洒落なバーです。
そこに現れるのは、セレブに憧れ、合コンに出ては相手を探すOL。そして、なにやら謎がありそうなIT社長。この恋のゆくえはいかに。では、第9話を見ていきましょう。
銀座黒猫物語9話のネタバレ
春原真衣(矢作穂香さん)は、合コンで高収入のセレブな相手を探す毎日。
同僚(水越朝弓さん)に呆れられながらも、残業決定の仕事を猛ダッシュで終わらせて、今日も合コンに向かいます。
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ちょっと遅れて到着した合コン会場で、出会った木崎壮太(大地さん)は、なんとIT企業の社長。
他の参加者には目もくれず、目の前の木崎壮太にロックオンです。
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この出会いを運命だと信じて、IT業界用語の勉強したり、情報を集めたり。。そして、二人でデートを重ねています。
ある日やってきたのは、銀座の例の公園です。
IT企業だと、パソコンばかり使って、目が疲れているでしょうと、いきなり目や掌のマッサージを始める春原真衣。
いい雰囲気になりかけたその時、“この後会議がある”と、木崎壮太はいきなり告げ、逃げるように立ち去ってしまいました。
ちょっと急ぎ過ぎたかな、反省する彼女の前に現れたのは、黒猫です。知っている黒猫に似ているので、つい追いかけてしました。
そして、辿り着いたのは、『BAR yu-nagi』
お店の前で猫を探していると、マスター(芹澤興人さん)に開店待ちと間違われ、店内に案内されます。
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カウンターに座った春原真衣の前に出されたのは、メニューではなく、果物や野菜が丸ごと乗ったお盆でした。
お客様が選んだ果物や野菜でカクテルを作ってくれる、そんなBARでした。
春原真衣はトマトを選びました。すると、マスターは、目の前でトマトを潰し、カクテルを作り始めます。
そのカクテルは、美味しく、香りもとてもよいものでした。
マスターは元々農協の職員で、野菜やフルーツの良さを知り、素材を活かせたら美味しいお酒ができる、そんな考えでこの方法を始め、銀座で勝負しようとお店を構えたのでした。
そんな話を聞いていると、男性がレモンを納品に来ました。ふと、その男性を見ると・・なんと!木崎壮太です!
混乱する春原真衣に、木崎壮太は、IT社長ではなく、レモン農家だと告げます。実家のレモンを売り込むため、広島から営業に来ているのだと。
そう言われても、IT社長が本業で、ここで会議をするの?と、更に理解できない春原真衣。
合コン当日は、人数合わせのために呼ばれ、「IT社長」として参加したのだと告白されました。
嘘をつかれた、とお店を飛び出す春原真衣。木崎壮太は、そんな彼女を追って話を聞いてもらおうとします。
IT社長ではないも、田舎でレモンを作るのが楽しいと話します。しかし、春原真衣は田舎が大嫌いだと告げます。
二人で言い合っていると、木崎壮太は気づきます。春原真衣が広島弁を口にしていることに。
怒ると方言が出てしまったのです。春原真衣は、都会に出て、お金持ちと結婚することが夢だった、そのために頑張ってきた、それなのになんで田舎のレモン農家と・・と。
木崎壮太と一緒にいたのは、IT社長だと信じていたからです。自分の夢であるセレブ生活を語る春原真衣に、自分ではその夢をかなえられないと、話を遮る木崎壮太。
頑張ればそのセレブ生活をさせることも出来るが、自分はレモンを作ることに誇りを持っている、命を懸けて作っていると。
そして、春原真衣を残して、仕事に戻って行きました。
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落ち込む春原真衣…と思いきや、懲りずに、合コンに参加します。そこで本物のIT社長(松澤匠さん)と出会い、話をしました。
彼は、田舎暮らしをけなします。それを聞いていた春原真衣は、強い口調で反論します。田舎はそんなのじゃない、空気は綺麗だし、星が綺麗だし、みんな優しくて・・・と。
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合コン会場から抜け出て、明日向いたのは、『BAR yu-nagi』でした。
お勧めのカクテルを注文すると、出てきたのはジントニックでした。木崎壮太が作っているレモンを使っていると教えてくれました。
レモンは、どんなカクテルでも使えるベースのフルーツ。しかし、なかなかいいレモンがない、そして、国産のレモンが少ない。そんな状況で、木崎壮太の作るレモンはいいレモンだと。
それを聞いた春原真衣は、誇れるものがあるっていいな、そう呟きます。
彼女は田舎育ちで、貧乏でした。母親が無理してお嬢様学校に入れてくれましたが、周囲はお金持ちばかりでした。
将来、お金持ちと結婚して、その人の特別になれたら、何もない自分に少しでも自信が持てるんじゃないか、そんなことを考えていました。
何もないんじゃなくて、まだ気付いていないのではないか、マスターは静かに語ります。
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BARを出た春原真衣は、木崎壮太を呼び出し、先日の無礼を謝罪します。
それを聞いた木崎壮太は、IT社長と信じて、業界を勉強したり、目が疲れているでしょうとマッサージしてくれた真っすぐな真衣は素敵だと話します。
自信が無くなっている春原真衣は、もっと自分のいいところを教えてほしい、今じゃなくてもいいから、自信を持てるようになりたいからとお願いします。
そして、もし自分に自信が持てるようになったら、田舎でもどこでもついていきますといきなり告白しました。
今度こそいい雰囲気になって、キス・・となったところで、またまた木崎壮太が、あっ!と叫びます。
彼女から香る匂い、そう、木崎壮太が作っているレモンの匂いでした。
銀座黒猫物語9話の感想
都会のセレブとの結婚を夢見ている田舎から出てきた女性が、最終的に同郷の農家の男性と将来を一緒に過ごす選択をする今回。
彼女が夢見るセレブ生活は、まるでバブル時の世界の様でした。そして、ストーリー的には、ベタな恋愛ドラマの今回。
農家をバカにしていた彼女が、あまりに短期間に心が変わり、告白したのには、ちょっと違和感がありました。
よくよく考えてみれば、IT社長だと信じていた時に、何度もデートをして相手と同じ時間を過ごしていますし、同郷であることも大きいでしょう。
そして、なにより、彼女が自信を無くして心が弱っている時に、彼女の良いところを挙げてくれた、そのことに心を惹かれたのかもしれませんね。
その人本来の性格、野菜で言えば素材の良さに惹かれる、という恋愛の基本を魅せてくれたエピソードでした。
また、これまでは主人公が困った時に現れ、指南役として銀座の名店に連れて行く黒猫。今回は主人公は特にとても困った状況ではありませんでした。
連れて行った先で、お付き合いしている相手と遭遇する、そのお手伝い役でした。しかし、心の中をのぞいてみれば、自分に自信が無いことが最大の悩みでした。
それに気付いて導いたということでしょうか。であれば、益々この黒猫の正体を知りたいですね。
そして、今回の舞台となった『BAR yu-nagi』の一番人気のメニューは、ドラマにも出てきた新鮮なトマトを使ったブラッディーメアリー。
農家の方がこだわって大切に生産したトマトを使うカクテル、美味しそうです。他の野菜や果物ではどんなカクテルが生まれるのかが気になる、新鮮そうな素材の数々でした。
カクテルにこれだけこだわっているのですから、食べ物も期待できそう、そんな印象を持つBARでした。
そして、穏やかな海に浮かぶ船の一室をイメージして作られたという店内は、まるでヨットのなかにいるようだそうです。
こんな隠れたお洒落な名店、一度行ってみたいものです。
銀座黒猫物語9話のあらすじ
第9話 BAR yu-nagi編
2020. 09.10 ON AIR春原真衣(矢作穂香)は田舎の広島から東京に出てきて、恋に仕事に頑張るイマドキの女性。都会のセレブに憧れ、日々合コンに精を出していた。
突然の残業を急いでこなし、少し遅れて到着した合コン会場の店内で、人にぶつかってこけそうになった真衣を木崎壮太(大地)が抱き留める。
胸の高まりを感じた真衣の席の隣に座る木崎。2人は偶然、同じ合コンの参加者だったのだ。木崎の職業は「IT社長」で?。(引用:公式サイト)
まとめ
次回は全10回の最終回。
最終回の舞台は、『奥野ビル』。昭和初期に建築された古いビルです。こちらに入る画廊の絵の中の黒猫が絵から抜け出す・・・?
最終回の予告に、例の黒猫の正体が明かされそうなセリフがありました。銀座に住みついているただの野良猫設定なのかと思っていましたが、どうやら違うようですよ。
そして、主演は数多くのドラマに出演し、最近では、東京男子図鑑に主演された竹財輝之助さん。
どんな素敵なストーリーを見せてくれるのか、楽しみですね。
※このページのトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。