ドラマ『銀座黒猫物語』の7話ネタバレ感想・あらすじについて、まとめてみました!
第7話の今回の舞台は『萬福』。大正時代創業の銀座2丁目の中華料理屋さんです。
ラーメンなどの定番料理がある中華料理屋にもかかわらず、洋食メニューもあるという少し変わったお店です。
そこに現れる売れない芸人一人。ちょっと上から目線でやさぐれて。。そして、なにやらお金がないようですよ。お金が無いのに入ってしまった萬福。
さてさて、どんなお話になるのでしょうか。
では早速、第7話を観ていきましょう。
銀座黒猫物語7話のネタバレ
モップ大介(ねんど大介)は、以前は大道芸で人気があったも、今は売れない芸人。今日もお笑いオーディションを受け、落ちてしまいました。
後輩芸人の柏原ヒロト(さらば青春の光の、森田哲也さん)に会えば、見栄から、オーディションを受けたのではなく、審査員をしてくれとお願いされたと嘘をつく始末です。
そんな嘘も、本物の審査員の八重樫(東ブクロさん)が現れ、バレてしまうのは当たり前ですね。嘘だと分かっても責めない後輩くん、優しいです。
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やるせないモップ大介は、いつしかあの例の公園に座っています。自分の芸が悪いのではなく、審査員の笑いのセンスがないと愚痴ります。
そんな彼の前に座っているのは、一匹の黒猫。
飲んでいる缶コーヒーの占いに書いてあるラッキカラーは黒。この猫が、占いの大吉だと信じて付いていくと、『萬福』というお店の前に到着しました。
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店の中から出てきた店員(伊島空さん)にカウンターを案内され、お勧めメニューを聞くと、“ラーメンとポークライス”。中華屋さんなのにポークライス?
「節操がないな」と思いつつ、そのポークライスとビールを注文しました。
お店のテレビではお笑いの番組が流れていました。後輩芸人の柏原ヒロトが出演していて、お店のお客様たち(佐藤貴史さんと吉村卓也さん)が大笑いしています。
それを見たモップ大介は、笑いのレベルが低い、あれは笑わせているんじゃない、笑われているんだと毒を吐きます。
大将(梅垣義明さん)から、お笑い関係者なのか?と聞かれますが誤魔化しました。すると、先ほどお笑い番組を見ていたお客様が気付いて席まで来てしまいます。
しかし、残念ながら、名前を思い出してもらうことはできません。
やっと思い出してもらえ、昔の大道芸をねだられます。モップ大介はもうそんなことはしないと突っぱねました。
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食べ終わり、お会計をと、席でお金を出すと。。。足りません!
モップ大介、絶体絶命のピンチ!
モップ大介は、食べ終わったお箸に、自分の髪の毛を抜いて巻き付け、イチャモンをつける作戦を考えつきました。
大将に、これ、どうしてくれるの?とクレーム。すると、大将は、おかしいな。。と店員全員を集めます。
そして、全員の帽子を取るよう指示。
どうでしょう、全員短髪です!長髪の従業員は一人もいません。
さあ、形勢逆転です。
大将に、お前の髪じゃないのかと言われ、先程のお笑い好きのお客様からは、クレーム?食い逃げ?お金ないんじゃないの?と言われ、きちんと反論できないモップ大介。
そんな彼をみて、大将は、金はいいから出て行けと言います。うちはプライドを持って料理を出している、理由はどうであれ、その料理にお金を払えないなら、うちの負けだと。
大将に言われるがままお店を出ました。
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所属事務所に、何か仕事が入っていないかと顔を出します。そんな彼に、マネージャー(篠原悠伸さん)は、芸風を以前の大道芸に戻さないかと話します。
モップ大介は、それを拒否、お笑いに命をかけている、自分が面白い笑いを取りたいと切実に訴えます。
マネージャーは納得します。その際、来月のお台場のイベントのオファー、ギャラは良かったけど、大道芸だから断っておきますと話ました。
その話にちょっとぐらっとするモップ大介。
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準備中の看板が出ている萬福店先に、怪しい変装をしたモップ大介が現れます。
先日支払えなかった1,400円の入った封筒を店先に置こうとしていました。
その瞬間、中から店員が出てきて、「何人様ですか」と聞かれ、店内に案内されてしまいました。
前回同様、カウンターに通され、大将に注文を聞かれ、ポークライスと返答するモップ大介に、大将は、「かしこまりました、モップさん」。バレバレです。
その大将に先日の代金を渡します。大将は、モップ大介がお金を持っていなかったことに気付いていました。
しかし、捕まえることも通報することもしなかったのは、不器用だけど悪い奴じゃないと感じからです。
これで貸し借りなしです。
出されたポークライスはとっても美味しい。しかし、中華屋なのになぜポークライス?
実は、萬福は、元々洋食も中華も両方やっていたお店だったのです。時代と共に中華を希望するお客様が増え、中華がメインになりました。
しかし、ポークライスを希望されるお客様も根強く、これだけが残った、お客様の好みがこのお店のメニューを決めた、洋食・中華のこだわりなく、お客様が食べたいものを出す、そんな風に大将は話します。
それを食べたお客様が喜んで、その姿を見るのが俺の幸せと、微笑みながら、大将は語ります。
さらに、自分のこだわりよりも、笑いたいお客様を満足させることが一番大事じゃないかとモップ大介に語りかけます。考えるモップ大介。
そこに先日のお笑い好きのお客様が入ってきます。今日こそ大道芸を見せてくれとお願いされ、今回は快く引き受けるのでした。
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夜時間の萬福で、大道芸を披露し始めるモップ大介。例の二人のお客様はノリノリで嬉しそうですが、他のお客様はほぼ無視です。
冷ややかな目の中で、それでも続ける、大道芸を見せ続けるモップ大介に、段々注目の視線が集まり。。。
どんどんお客様が引き込まれ、店内拍手喝采に。
忘れていた「笑ってもらえることの気持ちよさ」を肌で感じた夜でした。
お客様の中に、中国のテレビプロデューサーがいました。中国に来て、コメディ俳優としてデビューしないかと誘われます。
モップ大介は、コメディ俳優ではなく芸人であること、初心に戻り、お客様と真剣に向き合っていきたいと、断りました。
あなたなら人気が出て大金持ちになれるのに。。と残念そうなプロデューサー。
え?という顔のモップ大介。
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一年後のある日。
テレビから、中国で大人気のコメディ俳優として、モップが紹介されていました。
大将は一言、「節操がないな」。
銀座黒猫物語7話の感想
今回はお笑い芸人が主役なので、色々なシーンにお笑い要素がちりばめられていました。お笑いだけでなく、涙を誘うシーンもあり、いままでで、一番肩ひじ張らずに見ることの出来たお話でした。
十分なお金を持たずに食事をしてしまい、見栄から本当のことを言えず、自作自演のクレームをするモップ大介に、彼の苦境を知ったうえで、店から出られるように怒ったふりをする大将。
その大きな愛をもって接してくれる大将の前で、大道芸でお客様から沢山の拍手と称賛を受けることが出来たモップ大介。このシーンは予想していたにもかかわらず、涙が溢れてきました。
今までのこのドラマならここまでで終わっていた気がします。しかし、今回はもう1つ笑いを仕込んでいました。まさかの中国での大人気。
先ほど出た涙はどこかに飛んでいって、笑いに変わりました。さすが、お笑い芸人が主役のドラマです。最後に笑いを持ってきましたね。
それと、居合わせたお客様が、モップ大介の名前を思い出す過程で、雑巾みたいの、ブラシだっけ?と、モップに近いようなワードを口にして思い出す努力をします。
これ、頷ける話です。私は分かりすぎて、よくあるわ~と共感して笑いました。ですが、ご本人は楽しくないんですね、反省しました。
少なくとも同じような状況になったら、脳内再生はするも口に出すのは控えようと密かに決めました。そんな状況になることの方が珍しいですけどね。
そして、気になったのが萬福の店先の暖簾。真っ直ぐじゃなくて、湾曲しているんです。私は初めてみたので、二度見してしまいました。
なぜだろうと考えたら、きっと、角地のお店なので、どちらから来ても暖簾が見える工夫なんですね。
曲線が入ることで、柔らかい店構えになりますし、素敵なアイデアだなぁと感心しました。
最後に、私の好きなシーンをご紹介します。
2度目にモップ大介がお店に来るシーンで、ちょっと遠めのお店の入り口のガラスに映る彼の姿で、モップ大介が来たんだと見せるんです。
カメラもスタッフも映さず、彼だけが映る、この演出は、お洒落で好きです。是非チェックしてみて下さい。
銀座黒猫物語7話のあらすじ
第7話 萬福編
2020. 08.27 ON AIR芸人のモップ大介(ねんど大介)は、デビュー当時こそ得意の大道芸で人気があったが、限界を感じて芸風を変えたことで、人気に陰りが出て、仕事がなくなってしまった。
ある日オーディションに落ちた大介は、廊下ですれ違った後輩で人気芸人の柏原ヒロト(森田哲也・さらば青春の光)にも気を使われ、内心穏やかではない。
公園でふてくされる大介の前に一匹の黒猫が現れる。今回の舞台になったお店
萬福東京都中央区銀座2-13-13
03-3541-7210
萬福は大正時代創業。現在は銀座2丁目に店舗を構え、連日多くのお客さんでにぎわっています。人気メニューはラーメン、餃子など定番の中華。しかしそれだけではありません。
創業当時、実は洋食のメニューもあった萬福。
その名残のポークライスは、大正時代の洋食の味わい。
萬福の味は、銀座の歴史を見守る味です。(引用:公式サイト)
まとめ
今回、主人公がお笑い芸人。そのためか、ストーリー全体にお笑い要素が満載で、クスクスしながら視聴しました。
特にラストは、とっても感動的シーンで終わったはずが、もう一つ笑いを取ったので、驚くと同時に、そこまでやるの?と笑わせていただきました。
さて、次回の舞台は『中村活字』さん。今でも活字を使った印刷を続けている印刷やさんです。
そこに現れるのは、今は売れない脚本家。
関わり深い両者がどんなストーリーを描き出すのか楽しみです。
※このページのトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。