ディア・ペイシェント6話ネタバレ・感想・あらすじ!神経質な母親に千晶が振り回される・・

『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』第6話のネタバレ・感想・あらすじをまとめてみました!

『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』第6話は2020年8月21日に放送されたドラマです。

まさたか
まさたか

佐々井記念病院に勤める内科医・真野千晶(貫地谷しほりさん)は、小児科の手伝いで乳児へのワクチン接種を行います。そこで出会ったひどく神経質な母親・岩見春菜(朝倉あきさん)が些細なことで激高し、千晶は対処に追われます。

岩見の不安定な精神状態を心配する千晶の元に、岩見から「来てくれないと死ぬ」という電話がかかってきて…!?

それでは、詳細を見ていきましょう。

目次

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~6話ネタバレ

佐々井記念病院に勤める内科医・金田直樹(浅香航大さん)が、近隣の病院について話しています。

佐々井記念病院には同じエリアにライバル病院が2つありました。

しかし浦浜矢上病院は富裕層向けに方針を変え、実質、大原中央病院との一騎打ちとなって競争は激化しています。

そのあおりで、先輩女医の浜口陽子(内田有紀さん)の企画した勉強会も潰されかけました。

浜口はがん患者となった女性の職場復帰を医者が支援するサポートプログラムについての勉強会を開きます。

しかし、事務長の高峰修治(升毅さん)は、退院後の患者をケアしても収入に直結しないと考えているのです。

それを聞いた千晶は、高峰事務長のコストカット主義はえげつないと感じるのでした。

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千晶たち内科医は月に数回、本来小児科が受け持つべき乳児への予防接種を行っています。

高峰事務長が、手のかかる割に収益が上がらないからと小児科を縮小させているため、小児科は人手不足なのです。

そんな千晶の元に、四種混合の予防接種のために岩見春菜(朝倉あきさん)とその娘・舞が訪れました。

春菜が娘について昼も夜もよく泣くことをか細い声で訴えたため、千晶は春菜自身は眠れているかと問います。

顔色の優れない春菜ですが、千晶の問いに「…大丈夫です」と答えて娘の診察を進めます。

千晶が話の流れで小児科ではなく内科の医師だと話すと、春菜は怪訝な顔をします。

そして、千晶が前の患者に打った麻疹と風疹のワクチンの瓶を手に持ったことに敏感に反応します。

千晶は瓶を廃棄しようとしたのですが、春菜は「嘘! 液体が残ってるじゃないですか!」と大声を上げました。

春菜は「間違えたんですよね? これ、ワクチンの誤接種ですよね?」と怒りをどんどんエスカレートさせます。

千晶は春菜に未開封の四種混合ワクチンの入った注射器を見せながら説得しますが、春菜は聞き入れません。

春菜は娘をしっかりと抱き締め「私、保健所に訴えますから!」と言って診察室を出て行ってしまいました。

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春菜についての話を聞いた金田は、医者に落ち度がなくても保健所に駆け込まれたら面倒だと千晶を脅します。

そんな金田の言葉を聞き流し、千晶は春菜がとても疲れていて育児ノイローゼのように見えたと話します。

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千晶と浜口は、院長の佐々井宗一郎(石黒賢さん)に春菜について相談しに行きました。

佐々井院長は「子育て中のお母さんがお子さんを思うあまり過敏に反応されるのは無理もないこと」と語ります。

春菜の家を訪問して誤解を解くようにと佐々井院長に指示され、千晶と浜口はすぐに向かうことを約束します。

そこに高峰事務長と事務局主任の沼田晋也(浜野謙太さん)がやってきて、千晶を呼び止めます。

高峰事務長と沼田主任は、春菜からの相談について千晶を問い詰めますが、佐々井院長が話に割って入ります。

高峰事務長は千晶と浜口には対処が難しいと判断し、沼田主任が同行するようにと指示するのでした。

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千晶が沼田主任とは接点がないと話すと、沼田主任は以前ライバル病院の大原中央病院に勤めていたと浜口が教えます。

高峰事務長はライバル病院の内部事情を聞き出すために、沼田主任を引き抜いたのでした。

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浜口と別れた直後、千晶の担当する患者・座間敦司(田中哲司さん)が千晶に声をかけてきました。

思わず顔をこわばらせる千晶を気にせず、座間は千晶に笑いながら駆け寄ってきてぺらぺらとしゃべり出します。

千晶が気のない返事をすると、座間は「もしかして、この前のこと気にしてるんですか?」と聞きました。

千晶は、以前座間に胸倉を掴まれて振り回され、床に叩きつけられたことを思い出して息を呑みます。

座間は「あれは弾みですよ。千晶先生が僕を侮辱するから。でもね、僕は全く気にしてませんよ」と言います。

千晶は笑顔の座間を見ながら、暴力を振るっておいてどうしてそんなことが言えるのかと思うのでした。

座間がふと庭の木に目をやり「この庭、草を刈った方がいいな~」と言うので、千晶は「…そうですね」と返します。

千晶が話を切り上げてその場を去ると、座間は千晶の背中を見つめながら、先日の記憶をたどっていました。

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座間は、千晶の母・祐子(朝加真由美さん)が認知症施設に入っていることを知り、その施設を訪ねていました。

座間は「僕は見学者です」と祐子に言い、施設を見た結果、自分で母親の世話をしたいと思い直したと語ります。

祐子が「親孝行なのね」と褒めると、座間は「親の介護をしない子どもなんて許されませんよ」と笑います。

それを聞いた祐子が「子どもには…子どもの人生があるわ」と言ったため、座間は複雑な表情をするのでした。

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千晶は沼田主任と共に、春菜の家へと向かっていました。

沼田主任は大原中央病院のやり方が合わなかったことで、反発心から佐々井記念病院を受けたのだと話します。

千晶が「偉いですね~」と感嘆していると、沼田主任は、どんな患者にも真摯に対応する千晶を尊敬すると返しました。

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春菜の自宅にて、千晶は春菜にもう一度説明しますが、春菜は「嘘です」と全く受け入れようとしません。

しかし春菜の夫・優斗は沼田主任からの謝罪の金銭を受け取ったことで表情を変え、春菜を説得し始めました。

優斗に神経質だと言われ、春菜は「私、神経質なんかじゃない!」と声を荒らげ、謝罪の金を沼田主任に叩き返します。

春菜は立ち上がって「私、絶対に許しませんから!」と千晶を怒鳴りつけ、泣き始めた娘の元に向かいました。

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春菜についての報告を聞いた高峰事務長は「金銭のつり上げを画策していますね」と春菜をクレーマー扱いします。

しかし千晶は金銭のつり上げが目的ではないと感じ、沼田主任にも同意を求めます。

沼田主任は「うーん…どうでしょう」と言葉を濁しますが、千晶は春菜が追い詰められているように見えたと続けます。

高峰事務長は「この件については、後でこちらで話をつけます」と、千晶の話を聞く様子はありません。

高峰事務長が「火事もクレームも初期消火が肝心」と千晶の行動を問題視したため、千晶は食ってかかります。

座間のブログを放置する高峰事務長に「早く対処して頂けないでしょうか?」と詰め寄ったのです。

すると沼田主任がネット上の対処は難しいため、専門家の指導のもと慎重に対応すると千晶に説明しました。

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病院の庭に出た千晶は、伐採用の大きなはさみで庭の木を剪定している座間と出くわします。

座間は「千晶先生、昨日、草をむしった方がいいって言ったじゃないですか」と笑います。

千晶は「言ってませんよ、そんなこと」と、座間の剪定を止めようとします。

すると座間ははさみを地面に落とし「また僕の親切を無にするつもりですか?」と声を落とします。

「分かってます。僕が勝手に千晶先生のお気持ちを忖度しただけですから」と語る座間は、また剪定を始めます。

そして「僕も自分で介護するのをやめて、母を地方の施設に入居させようかな。山梨辺りの」と言い出しました。

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母の認知症施設が山梨にあるため、座間が母に何かしたのではないかと思った千晶は妹・万理(高梨臨さん)に電話します。

万理は何もないと話し、日曜日に母が一時帰宅するため千晶に帰郷を促しました。

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春菜は、夫・優斗の脱ぎっぱなしの服や、低いテーブルの上に置きっぱなしのライターのことを注意します。

優斗は面倒臭そうに返事すると、さっさと寝室に帰ってしまいました。

その姿を見送った春菜は、泣き出した娘を抱き上げて謝りながら、ミルクを与え始めます。

その後、寝室で眠りこける優斗のそばで、追い詰められた春菜は声を抑えてすすり泣くのでした。

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浜口の企画した勉強会が開催され、千晶はカメラ係として参加しました。

浜口の患者が前向きに生きる様子を語り、浜口が患者が幸せに生きる支援をしたいと言うのを聞いて、千晶は感動します。

そして「今って、周りにSOSを出しづらい世の中なんだなと思いました」と浜口に語りかけました。

すると浜口は、患者の中にも甘えるなと叩かれた人がいたと言い「地道に焦らずやるしかない」と返します。

春菜のとげとげしい様子を思い出しながら、春菜にも助けが必要なのかもしれないと千晶は考えました。

そこに春菜から電話があり、千晶を自宅に呼び出して「来てくれないなら舞と一緒に死にます」と言うのです。

言うだけ言って電話を切った春菜を心配した千晶は、病院を飛び出して春菜の自宅へと向かうのでした。

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春菜の娘・舞の診察を終えた千晶は、相変わらず体調が優れないように見える春菜を心配します。

何も語ろうとしない春菜に、千晶は病院で定期的に開催されている子育て相談会に来ないかと春菜を誘います。

それでも無反応な春菜ですが、突然立ち上がって「病院まで送ります」と抱っこ紐を用意し始めます。

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春菜は病院ではなくファミレスに車を止め「来てもらったお礼にごちそうします」と言いました。

断って帰ろうとする千晶の腕を掴んだ春菜は「お願い、帰らないで」と真剣な目つきで訴えます。

やって来た店員にドリンクバーを頼んだ春菜は、千晶に対し「今の店員、夫の不倫相手なの」と話します。

驚く千晶に、春菜は夫の不倫相手である店員を殴ってやろうと考えてファミレスに度々足を運んでいると言います。

春菜は目の奥をギラつかせながら笑顔を作り「私の代わりに、あの女を殴って下さい」と千晶に頼みました。

「そうすれば、もうワクチンのことであれこれ言ったりしません。ねっ」と話す春菜に、千晶は動揺を隠せません。

断り続ける千晶を見て諦めたのか、春菜は席を立ち、強引に千晶の腕の中に娘を押し込み不倫相手へと歩き出しました。

春菜がぐっと拳を握った瞬間、春菜の娘が泣き出してしまったため、春菜は迷いながらも娘の元に戻るのでした。

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ファミレスを出た千晶は、春菜から夫の不倫相手の詳しい人物像を聞かされます。

夫のスマホで情報を得た春菜は、夫に何も言わないまま孤独に苦しみ続けていました。

春菜は以前、授乳後にうたた寝したせいで娘が喉を詰まらせたことに気付かなかったことがありました。

きちんと対処した春菜ですが「あと少し気付くのが遅れてたら…死んでしまってました」と激しく後悔していました。

育児について無頓着な夫に対し、春菜は「私が気を抜いたら、この子は死んでしまうんです」と思い詰めていました。

春菜は思い詰めるあまりに不眠症となり、それでも育児書を読みながら細かく記録を取って異変に気付けるよう努力しました。

しかしその努力がさらに春菜の精神を追い込んでしまい、ミルクを飲んでくれない娘に怒鳴ってしまうこともありました。

春菜が絞り出した訴えを聞いた千晶は「ずっと一人で耐えてきたんですね」と春菜の背中をさすります。

春菜は昔から子ども好きで母親になりたいと望んでいましたが、育児の苦しみと直面し自信を失ってしまったのでした。

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実家に一時帰宅した母・祐子は、入所する前と同じように料理や裁縫に精を出していました。

その器用さに感心する千晶と万理に、父・徹(伊武雅刀さん)は、何十年も毎日家事をして身についたのだと言います。

しかし母は、結婚前は得意ではなかったと言い「最初から完璧な母親なんていないわよ」と続けます。

千晶と万理が生まれた頃、父はまだ東京の大学病院で働いていたため、母はワンオペ育児をしていました。

母はその頃のことをよく覚えていないと言いますが、春菜と境遇の似ている母に千晶は相談を持ちかけます。

すると母は、長く生きていると、辛いことは長く続かないことが分かってくるのだと語りました。

「悩んだ時は焦らず、ただ立ち止まる。立ち止まってると本当の自分の気持ちが見えてくる」と母は言います。

「そしたら、いつの間にか新しい風が吹くのよ」と笑う母に、千晶は「新しい…風か…」とつぶやくのでした。

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夕食後に、千晶は万理から、座間が母の入所している認知症施設に座間が訪れていたことを聞かされます。

千晶は座間がついに母にまで接触したことに驚き、一瞬息ができなくなるほど驚くのでした。

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座間のブログには、千晶が草むしりを要求したと書かれていました。

それを読んだ浜口は「何だか不気味ね、ここまで来ると」と千晶を心配します。

そこで座間が千晶の母の施設にも訪れたことを話すと、内科医たちは座間の行動に危機感を覚えるのでした。

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千晶の診察室に座間が訪れ、草むしりで腰を痛めたから湿布を出してほしいと要求しました。

千晶が「腰痛でしたら整形外科を受診してください」と言うと、座間は2人の仲じゃないかと言ってきます。

そんな座間に「山梨に行かれたんですか?」と千晶が問うと、座間は悪びれもせず偶然だと言い張るのです。

そして「僕は自分の大切な母親を施設に入れる鬼畜のようなまねはしませんがね」と千晶に顔を近づけてきました。

そこに浜口がやってくると、ブログを読んでいることと、座間が応召義務について語っていたことを話します。

そして「診療に従事する医師は診療治療の求めがあった場合には、正当な理由がなければこれを拒んではならない」と読み上げます。

座間は「僕が一番好きな条文です」「医者は受診を希望する患者様を拒絶できない」と千晶を見つめます。

しかし浜口は「いいえ。正当な理由があれば拒んでいいんです」と座間に語りかけます。

浜口は、座間の行った暴言・暴力・ストーキングは、千晶が座間の診療拒否をする正当な理由だとはっきり言いました。

そして「今後、行動を改めて頂けなければ診療を拒否します」と言う浜口に、座間は立ち上がって反論します。

千晶ならひるんでしまうような言い草にも、浜口は堂々と「厳しくご注意申し上げる義務がある」と立ち向かいます。

すると座間は「患者様を厄介者みたいに言いやがって」と浜口のこともブログに書くと脅します。

それでも浜口は毅然とした態度で「そちらこそ名誉棄損で訴えられないようにお気を付けて」と返します。

座間は「浜口陽子! 名前覚えたからな」と捨て台詞を吐いて診察室を去っていきます。

浜口は、千晶一人では座間の対処はできないと考え、看護師に声をかけるよう事前に頼んでいたのでした。

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診察室を出た千晶は、警備員の蓮見勇夫(平田満さん)に声をかけられます。

病院の裏手にて、蓮見は新人警備員が急に辞めたいと言い出したことを話しました。

夜間に千晶が座間に襲われた際、助けに入った新人警備員は、事態を揉み消したことを申し訳なく感じていました。

怪我もなかったからと新人警備員をかばう千晶に、蓮見はお礼を言います。

千晶は、座間が院内事情に詳しいため「こちらが反論できないやり方で威圧してくるんです」と蓮見に伝えます。

蓮見は座間について疑わしく思ったようで、座間について調べてみると言ってくれました。

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千晶はシステマ講師の吉良大輔(永井大さん)から、護身についてのレッスンを受けています。

吉良は「護身の7割は危険人物との距離で決まります」「残りの2割は角度」「最後の1割は演技力です」と語ります。

相手に気付かれず戦略的に優位な位置をキープし、そしてやはりリラックスすることが大切だと吉良は説きました。

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春菜は娘と共に千晶の診察室を訪れ、先日のことを謝罪しました。

その後について「大丈夫っていうか、何もしてないんで…」と言う春菜に、それでいいと千晶は語りかけます。

そして母の言った「悩んだ時は焦らず、ただ立ち止まる」という言葉を春菜に教えました。

千晶は春菜に少し休むことを勧め「自分の心に問いかけてみて下さい。自分がどうしたいのか」と言いました。

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帰宅した春菜は、ソファの上ではありますが久々にゆっくりと眠ることができました。

そこに帰ってきた夫・優斗は、春菜の体調を気にかけることもなく、若い奴は気分屋だと愚痴をこぼします。

それが不倫相手のことだと敏感に察知した春菜は、至極冷静に「離婚しよう」と切り出しました。

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子育て相談会に訪れた春菜は千晶を見かけ「私が疑心暗鬼になってただけなので」と謝罪の金を返したと報告します。

そして「立ち止まってたら吹きました、新しい風」と言い、離婚を切り出したら夫に食い下がられたことも伝えます。

春菜の夫は不倫相手と別れると土下座しましたが、春菜は「人はそう簡単には変わらないよ」と突っぱねました。

土下座したまま「頼む。1年後の俺、見てくんないかな?」と頼み込む夫を見て、春菜は一年様子を見ると決めたのです。

しかし春菜は夫が変わることを期待しておらず、夫なしで娘を育てる方法を真剣に考える1年にすると言いました。

仕事復帰やお金のことを相談しに来た春菜は、不安だらけだと言いつつも、晴れやかな顔で笑っていました。

「今なら言えます。舞は私が守るって」と言う春菜に、千晶は「強くなったんですね」と安心します。

春菜が「やけっぱちになっただけです」と笑うのを見て、辛くなったら病院にSOSを出すようにと千晶は念を押します。

そんな千晶に対し、春菜は「真野先生、ありがとうございます」と頭を下げるのでした。

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千晶から、春菜の夫が家事や育児を手伝い始めたと聞いた浜口は「離婚取り消しになるかもね」と言います。

休むことは大切だと感じた浜口は「私も休もうかな」「私も、少し出口が見えてきたから」と話します。

千晶はそれを聞いて、浜口の抱えている訴訟が決着するのかもしれないと感じるのでした。

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自宅にて糖尿病の薬を注射する座間に対し、座間の母親が何かを訴えています。

座間はイライラしながら「分かってるって言ってるだろ!」と声を張り上げ、母親の元に向かいます。

そして母親を担ぎ上げ、狭い廊下を歩いていくのでした。

 

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ディア・ペイシェント~絆のカルテ~6話感想

今回の患者は、本来千晶が出会うはずのない、体は健康な若い母親・岩見春菜でした。

春菜はいくらか医療の知識もあるようで、千晶が手にしたワクチンが要求しているものと違うことに気付きます。

これは春菜の努力の賜物であり、医療ミスで違う薬が置かれている可能性を考えるのも危機管理能力の高さを感じます。

しかし一度自分が感じたことは絶対に曲げず、真実だと信じ込むところにメンタルの不安定さが表れていました。

高峰事務長は春菜を悪質なクレーマーのように扱いますが、千晶は春菜の精神状態が正常でないことを察します。

千晶が自分に手を差し伸べていることに気付いた春菜は、千晶に脅迫電話をかけて自宅に呼び出します。

呼び出された千晶はファミレスに連れ出され、春菜の夫が不倫していることや不倫相手のことを話されます。

おそらく春菜は、これらのことを話したのは千晶が初めてだったのだと思います。

思えば、春菜には相談に乗ってくれるような相手がいる様子はなく、全て自分一人で抱え込んでいるようでした。

だからこそ出会ったばかりで関係の薄い医者・千晶に、思わず助けを求めてしまったのでしょう。

春菜は本当に不倫相手を殴りたかったわけではなく、不安が積もり積もって何かにぶつけたくなったのだと思います。

しかし、心の底では娘・舞を最も大切に思っており、そのために全てを抱え込んでしまっていたのです。

祐子の人生哲学を教えられた春菜は、少し休んで考える余裕ができ、不安の中にも希望があることに気付きます。

母子二人で生きていく決意を固めた春菜は、千晶が目を細めるほどに強くたくましくなっていました。

そして、座間は千晶を追い詰めようとしますが、祐子は娘たちの人生を尊重しているため上手くいきませんでした。

浜口と蓮見も加勢したことで千晶には力強い味方ができましたが、追い詰められた座間がどう動くのか不安もありますね。

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~6話あらすじ

第6回「新しい風」

総合・BS4K 2020年8月21日(金)よる10時から10時44分
※4K先行放送 8月19日(水)よる11時15分
再放送:総合 8月26日(水)午前1時20分(※火曜深夜)

ある日、千晶(貫地谷しほり)のもとに、乳児を抱えた母親・岩見春菜(朝倉あき)が、ワクチン接種のために訪れる。ちょっとした行き違いから、千晶が誤ったワクチンを打とうとしたとクレームをつける春菜。その様子から、千晶は、春菜が育児ノイローゼに陥っているのではないかと疑う。数日後、千晶は春菜に呼び出される。ファミレスで働くある女性を殴ってくれと言うのだ。その場は事なきを得るが、どうやら、春菜の夫はその女性と浮気をしているらしい。幼い子を抱えて夫は浮気。千晶は春菜が追い詰められていることを知る。「そんな時は、立ち止まって自分の気持ちを確かめてみるの」千晶は、自分の母親・祐子(朝加真由美)から教えられた言葉を、春菜に伝える

(引用:公式サイト

まとめ

千晶が小児科の手伝いでワクチン接種をしていると、乳児連れの春菜から千晶が誤接種をしたと責められます。

育児ノイローゼ状態の春菜は、無理を言って千晶を呼び出し、千晶を連れ回しつつ家庭の事情を打ち明けます。

千晶の母の人生哲学を千晶から伝えられた春菜は、育児ノイローゼを脱し、夫の行動すら変えてしまいました。

浜口が座間の対処に当たり座間を突っぱねましたが、座間が母と接触したと知った千晶は激しく動揺するのでした。

※この記事のトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。

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