ディア・ペイシェント2話ネタバレ感想・あらすじまとめ!問題が噴出する病院内で千晶が奮闘!

『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』第2話のネタバレ感想・あらすじをまとめてみました!

『ディア・ペイシェント~絆のカルテ』第2話は2020年7月24日に放送されたドラマです。

貫地谷しほりさん演じる内科医・真野千晶が様々な立場の患者と出会い、彼らの抱えた問題と向き合っていきます。

まさたか
まさたか

第2話では重い脳腫瘍を抱えた女の子・美和ちゃん(新津ちせさん)との交流が描かれます。

美和ちゃんは、自殺未遂を繰り返す笠原祥子(小島藤子さん)とも仲良くなっていきますが…。

それでは、詳細を見ていきましょう。

 

目次

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~2話ネタバレ

内科医の真野千晶(貫地谷しほりさん)は小児科病棟で開かれた読み聞かせの会で上垣美和ちゃん(新津ちせさん)と出会いました。

浜口陽子(内田有紀さん)が「千晶先生」と呼ぶのを見て、美和ちゃんは「『千晶先生』って呼んでいい?」と聞きます。

千晶は人懐っこい美和ちゃんとすぐに打ち解けました。

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美和ちゃんは悪性の脳腫瘍で、脳外科の権威である佐々井宗一郎院長(石黒賢さん)が中心となって治療に当たっています。

しかし美和ちゃんは体調が優れないため、症状を抑える程度の治療しかできません。

美和ちゃんの両親は必死になるあまり、浜口に5万円を渡したこともありました。

それを断り切れずに受け取ってしまったため、浜口は事務局を通してお金を返そうとしていました。

佐々井記念病院においては、いわゆる“心付け”をもらうことは禁止されています。

浜口の話を聞いて、千晶は座間敦司(田中哲司さん)にピラフ代を払ってもらったことを思い出しました。

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診察室にやってきた座間は、千晶の様子を見て「ごちそうしたのに、かたいな~」と言ってきました。

千晶が座間の症状に合わせた薬を処方しようとすると、座間はその薬よりも強い薬を出すように頼んできます。

おまけに忙しさを理由にして、座間は「薬は2か月分お願いします!」と言うのです。

千晶が1カ月分しか出せないと言うと、座間は「1錠では効きが悪いので」と1回2錠出すように迫ってきました。

看護師から診察を終わらせるように急かされた千晶は、座間の要求通りに薬を処方しました。

座間は要求が通ったことに満足したようで「ありがとうございます!」と言い、さっさと診察室を出ていきました。

千晶は、座間の要求に対して強く拒絶できなかったのはピラフ代を払ってもらったからではないかと思いました。

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座間は糖尿病の治療のために自分に注射を刺しながら、普段の生活を思い出していました。

座間は「あ~、あ~」と声を出すだけの寝たきりの母親の思いをくみ取って、背中を掻いたり優しく声をかけたりします。

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当直になった千晶は「患者様対応マニュアル」を開きます。

マニュアルには「感謝」「謝罪」「傾聴」という3つのテーマが掲げられています。

クレームには「感謝」せよ、患者を不快にさせたら「謝罪」せよ、患者が不快に思った理由を「傾聴」せよと言うのです。

マニュアルを見ていた千晶は、鉛筆で書き加えられた文字があることに気づきます。

「感謝」の項目には「悪意のクレームが医師のやる気を削ぐ」と書かれています。

「謝罪」の項目には「医師の言葉で不快になる患者が悪い。治療には本来、我慢と忍耐が必要」と…。

「傾聴」の項目には「医師の話を聞かない患者が多すぎる! こんなん、やってられるか!」と…。

千晶は「これが同僚の本音だと思うと安心する」と思いつつ、同僚の医師・金田直樹(浅香航大さん)を思い浮かべました。

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突然千晶の携帯電話が鳴り、笠原祥子(小島藤子さん)が運び込まれたことが知らされます。

千晶は自分のペンライトを見失ったため看護師にペンライトを借りて、笠原に意識が無いことを確認します。

笠原は大量に薬を飲んだことによって急性の薬物中毒になっていました。

笠原は真っ青な顔をしていましたが、同居人を名乗る男は「彼女、大丈夫そうなんで」と言って帰ってしまいました。

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笠原の治療を終えた千晶は、看護師から笠原が「常連」だと聞かされます。

ヒモである同居人の男に貢ぐためにクラブに勤めている笠原は、自殺未遂をする度に佐々井記念病院に運ばれているのです。

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真夜中、病室を抜け出した美和ちゃんを探していた千晶は、屋上で美和ちゃんを見つけます。

美和ちゃんは星を見ていました。

美和ちゃんは千晶に、星も死ぬこと、今見えている星の中にも既に死んでいる星があることを話します。

それを聞いた千晶は、爆発した星のかけらがまた集まって新しい星になることがあるのだと美和に教えます。

「その星にとっては、死ぬことはまた生まれることなのかもしれない」と千晶が言うと、美和ちゃんは千晶の手を握ります。

美和ちゃんは星空を見上げて「それなら、お星さまが死んでも哀しくないね」と笑うのでした。

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美和ちゃんを病室に送った後、嫌な予感がした千晶は走り始めます。

後ろを気にしながら小走りしていた千晶は、部屋から出てきた事務局主任の沼田晋也(浜野謙太さん)とぶつかりそうになります。

それをやり過ごして走り続けた千晶は、自動販売機のコーナーから物音が聞こえて立ち止まります。

物陰から出てきたのは座間で、ウォーキングの途中に自動販売機を使いたくなってここに来たと言いました。

しかし、千晶は座間の持っているペットボトルが使い回しであることに気づき、なぜ嘘をつくのだろうと思います。

座間は千晶に「これ、落ちてましたよ。千晶先生のですよね?」とペンライトを差し出します。

そこで看護師がタイミングよく声をかけてきたので、千晶はペンライトを受け取りその場を離れました。

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呼吸困難になった体の大きな患者を運ぼうとしますが、警備員の蓮見勇夫(平田満さん)の力を借りても持ち上げられません。

そこに座間が現れ「母の介護で慣れてますから」と手伝いを申し出て、患者を診察台に運び上げました。

千晶たちが治療を始めると、座間は帰るふりをして千晶の机に向かい「患者様対応マニュアル」を盗撮します。

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屋上に上った笠原は飛び降り自殺を試みますが、できずにしゃがみ込みます。

その後、笠原は千晶に「何で人って生きてるの?」と聞きますが、千晶は答えられませんでした。

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千晶の診察室には、認知症の疑いがある浅沼知恵子(鷲尾真知子さん)がまたやって来ました。

千晶は浅沼に息子と共に来院してほしいと伝えますが、浅沼は息子を自慢しつつ「無理です」と突っぱねます。

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病院の庭にあるベンチに笠原が座っていると、そこに美和ちゃんがやってきます。

美和ちゃんが「おねえちゃんの髪、きれい。触らせてもらってもいい?」と聞くと、笠原は「やだ」と返します。

「一緒に探検しない?」と聞いても「やだ」と返します。

「やだ」ばかりの笠原に、美和ちゃんは「病院でわがまま言ったらダメってママが言ってるよ」と諭します。

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千晶と浜口が話しているところに、笠原と美和ちゃんがやってきます。

美和ちゃんは「このおねえちゃんとお友達になったよ」と言いますが、笠原は「勝手についてきたの」と反論します。

母親から心配される美和を見ながら、笠原は幼い頃に母親に置いていかれたことを思い出します。

笠原は逃げるようにその場を去った後、同居人のヒモの借金を返すために強引に退院していったのでした。

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千晶の実家は、母・祐子(朝加真由美さん)を施設に入れる準備で忙しくなっていました。

千晶の妹・万理(高梨臨)が母の服をかばんに詰めていると、千晶から電話がかかってきました。

千晶は父・徹(伊武雅刀)と万理に、母のことを任せていることについて謝ります。

しかし父は「医者が心ここにあらずでは患者さんが気の毒だ」と千晶を激励するのでした。

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千晶が美和ちゃんの病室に行くと、美和ちゃんは大好きな折り紙をしていました。

そして「ちあきせんせいだいすき」と書かれた折り紙のメダルを千晶の首にかけてくれました。

そこに佐々井院長がやってきて、美和ちゃんに体調を尋ねます。

問診を終えて病室から出た佐々井院長に、美和ちゃんの両親が声をかけます。

心付けを渡して頭を下げる美和ちゃんの両親に対し、佐々井院長は心付けがなくても最善を尽くすと答えました。

佐々井院長は「一緒に信じましょう、美和ちゃんの命の力を」と言って、美和ちゃんの両親に心付けを返すのでした。

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仕事を終えた千晶は浜口に誘われて2人で食事をしに行きました。

浜口は、心付けを返しながら患者の家族に希望を与えた院長について「すごいわね」と感心しています。

千晶が「命とお金、難しいですね」と考え込んでしまうと、浜口は「何があっても頑張ろうね」と微笑みました。

そこに金田から電話がかかってきて、笠原がまた病院に運び込まれたことを知らされます。

同居人のヒモがお金を根こそぎ巻き上げて消えたことがきっかけで、笠原はリストカットしたのでした。

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目を覚ました笠原は病室を抜け出し、千晶に向かって「私はいつも死にきれない」と話します。

自傷行為をしないと生きていていいんだと思えないと言う笠原の気持ちに、千晶は寄り添おうとします。

しかし、笠原が美和ちゃんについて「私よりよっぽど幸せじゃない」と言い出したことで、千晶は冷静さを失います。

千晶は「あなたの尺度で、あなたの価値観で、美和ちゃんの幸せを決めつけないで下さい」と言ってしまったのです。

千晶は、笠原が生きるために手首を切っていると分かっていたのに、責めるような言い方をしてしまいました。

千晶はシステマの呼吸をしながら「私は未熟だ。医師としても、人としても」と考えるのでした。

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座間は千晶の机から持ち出した「患者様対応マニュアル」を誰かに渡していました。

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法廷のように座席が配置された部屋で、患者様プライオリティー委員会が開かれました。

「謝礼金」をテーマとして女性医師が問題行動を起こしたと言われ、千晶は自分のことを言われたと思います。

しかし事務長の高峰修治(升毅さん)が呼びかけた相手は、千晶ではなく浜口でした。

前に出た浜口は、確かに心付けを受け取ったが既に事務局に届け出たと話します。

高峰事務長が「そのような報告は受けておりませんが」と言うと、浜口はきっぱりと「調べて下さい」と返します。

しかし高峰事務長は「事務局の不手際だとおっしゃるんですか?」と食い下がります。

一連の流れを見ていた佐々井院長は、事務局に確認するように命じました。

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金田は、事務長にも意見することができて、人望もある浜口が目障りなのではと推理します。

その話を聞きながら、千晶は「私のことかと思いました」とピラフ代のことを話します。

金田は「もらっとけ、450円くらい」と言いますが、浜口は「事務局に届けたほうがいい」と千晶を事務局へ誘います。

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事務局にて、浜口の件は事務員のミスで起きた手違いだったと言って、沼田主任と事務員が謝ります。

千晶はピラフ代についての書類を書きながら、事務局の奥にいる事務長の様子が少しおかしいことに気づきます。

そして金田の言う通り、高峰事務長は思い通りにならない職員を排除するつもりなのかもしれないと思うのでした。

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システマの講師・吉良大輔(永井大さん)が「リラックスしていれば危険な気配を感じられます」と説きます。

それを聞いた千晶は、嫌な気配をスルーしたために座間にピラフ代を支払われたのだと気づき反省するのでした。

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病院の庭のベンチに座っている笠原を見つけた美和ちゃんは、またしても「髪のきれいなおねえちゃん」と話しかけます。

音楽会に一緒に行こうと誘う美和ちゃんに、笠原は以前と同様「やだ」と答えます。

その場を離れようとする笠原ですが、突然頭痛が起きて苦しむ美和ちゃんに思わず駆け寄ってしまいます。

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美和ちゃんは笠原と共に、めだかを見ていました。

そこへやってきた千晶に、美和ちゃんは「たくさん大好きを見つけたいんだ」と話します。

病室に戻ろうとしない美和ちゃんに、笠原は「わがまま言うとママに怒られるんじゃないの?」と聞きます。

美和ちゃんは「でも、ここに来られるのは最後かもしれないしな~」と渋ります。

前の病院で友達だったケン君が自分と同じ病気で亡くなったことで、美和ちゃんは覚悟を決めていました。

自分のせいで家族がお金も時間も自由にならないことを、美和ちゃんはよく分かっていました。

「だから、もう美和はいいの」という言葉を聞いて、笠原は自分の幼い頃を思い出します。

笠原は「もっとわがまま言いなさいよ!」と、昔の自分のように諦めてしまった美和ちゃんに怒ります。

美和ちゃんは、また両親のもとに生まれたら笠原のように髪をのばして、母親に三つ編みをしてもらうんだと笑いました。

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美和ちゃんを訪ねた千晶に、美和ちゃんは「お願いがあるの」と言って折り紙で作った封筒を渡しました。

その夜、美和ちゃんはおもちゃのピアノできらきら星を弾きながら夜空をながめるのでした。

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間もなく、美和ちゃんはこの世を去りました。

それを知らずに、笠原は美和ちゃんに誘われた音楽会へやって来ます。

「一番前で見るんだ」と言っていた美和ちゃんがどこにもいないため、笠原は美和ちゃんのことを千晶に尋ねます。

規則のため千晶は笠原の質問には答えず、その代わりに美和ちゃんから預かった折り紙の封筒を渡します。

その中には折り紙で作ったメダルが入っており「かみのきれいなおねえちゃんだいすき」と書かれていました。

笠原は美和ちゃんと過ごした日々を思い出しながら、しゃがみ込んで大泣きしました。

その後、笠原さんが自殺未遂をはかって運ばれてくることは、もうありませんでした。

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座間がまた薬を処方してほしいと言ってきました。

ひったくりに遭ったために薬をなくしたと言う座間に、千晶はまずピラフ代の450円を返します。

それに対して座間は「俺の厚意を無にするのか! 俺は患者様だぞ! 偉そうにするな!」と激怒しました。

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~2話感想

第2話には、まだ小さいのに死を覚悟しながら精一杯生きる美和ちゃんと、死を望みながら死にきれない笠原が出てきました。

笠原は幼い頃に母親に捨てられ、愛されることを諦めたことで、自分が生きていていいのか分からなくなっています。

しかしその気持ちを医師が救うことは難しく、千晶も思わず感情的になってしまうほど手を焼いています。

美和ちゃんは自分の命が短いことを理解した上で、ひとつでも多くの「大好き」を見つけようと奮闘しています。

よく病室を抜け出す困った患者ではありますが、前向きに生きる姿には医師たちも心を打たれています。

そんな美和ちゃんの「大好き」が笠原の愛された経験になり、自傷行為に替わる「生きていていい」という証拠になったようです。

患者たちのハートフルなドラマが繰り広げられる一方、病院内では生臭い争いが静かに始まっていました。

今回ターゲットにされたのは浜口でしたが、口の悪い金田やモンスターを抱える千晶も狙われそうでドキドキしますね!

夜中に何かをしている様子だった沼田主任の動きも気になります…!

そして千晶の母・祐子ですが、どうも施設に入ることをちゃんと分かっていないようです。

それでも千晶の生活を心配しているところが、認知症でも母であることは変わりないのだと感じられてグッときました。

また、妹・万理が千晶に対してフラットに接することができるようになっていて、少し安心しました。

最後は最凶モンスター・ペイシェントの座間についてです。

今回、座間は佐々井記念病院の「患者様対応マニュアル」を持ち出して何者かに渡していました。

座間は千晶をストーキングすることとは別に、何か目的があって佐々井記念病院に出入りしているのでしょうか?

夜中によく病院に忍び込んでいるのは、人の少ない時間帯に何かを探るためなのかもしれません。

とにかく1話ごとに怖さを増していく座間が楽しみでもあり、やっぱり怖くもあり、続きが気になってしまいます。

 

ディア・ペイシェント~絆のカルテ~2話あらすじ

第2回「命の重さ」
総合・BS4K 2020年7月24日(金)よる10時から10時44分
※4K先行放送 7月22日(水)よる11時15分
再放送:総合 7月29日(水)午前1時30分(※火曜深夜)※再放送時間が通常と異なります(10分遅れ)
千晶(貫地谷しほり)は、入院している幼い患者・美和(新津ちせ)と出会い交流を深める。千晶は、美和が脳腫瘍で回復の見込みがないことを知り、何かと心を寄せていた。そんな折、リストカットをした若い女性・笠原祥子(小島藤子)が病院へ運ばれてくる。自ら命を絶ちたいと思う祥子は、生きたくても生きることもままならない美和に複雑な思いを抱くのだが、千晶ら医師たちの介在と美和の死に直面し、次第に心変わりしてゆく…。

(引用:公式サイト

 

まとめ

第2話は「生きるとは何か」「死ぬとは何か」を考えさせられる話でした。

医者が全ての患者の心を救えるわけではなく、患者同士で救い救われることもあることが描かれました。

そして高峰事務長の企みが動き初め、医師たちがターゲットにされたようです。

座間の謎も深まるばかりで、まだまだ全貌は見えてきません。

新たな問題が出てきた『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』、次回も楽しみですね!

※この記事のトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。

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