ドラマ『アンサングシンデレラ』の6話ネタバレ・感想・あらすじについて、まとめてみました!
『アンサングシンデレラ』は病院薬剤師の日常を描いたドラマです。
石原さとみさん演じる主人公・葵みどりは患者との心のコミュニケーションを大事にする薬剤師です。
普段の生活に戻れることを目標とし、患者一人一人と向き合います。
今回の第6話は、秘密を抱える女性と月経困難症に悩む女性に向き合います。西野七瀬さん演じる新人薬剤師も新しい挑戦を始めます。
早速みていきましょう!
アンサングシンデレラ(ドラマ)6話のネタバレ
葵みどり(石原さとみ)たち萬津総合病院薬剤部は、地域の高齢者の服薬指導教室で公民館を訪れていました。
葵が公民館から帰ろうとすると、目の前で1人の女性が倒れます。倒れた女性は小川早苗さん(高林由紀子)、70歳。
熱と頭痛、腹痛、下痢の症状が出ていました。
萬津総合病院に運ばれ、入院が決まります。
葵が服用している薬の有無を問いますが、早苗は怪訝そうに葵を見て「飲んでいる薬はない」と答えるのでした。
一方、調剤室では新人薬剤師の相原くるみ(西野七瀬)が初めての服薬指導を任され、気合を入れていました。
患者は遠野倫(山谷花純)で月経困難症に悩み、低容量ピルを処方されていました。
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月経困難症は一般的な生理痛(生理痛も個人差があります)だけでなく、頭痛、吐き気、下痢などの症状もあります。
「ただの生理痛」ではないのです。
痛みを我慢していたら、子宮内膜症などの子宮に関わる病の診断がされることもあります。
ピルと聞くと、「避妊薬」のイメージがありますが、月経痛や生理不順を治したい女性にとっては非常に大事な治療薬です。
さらに、ピルは副作用もあると言われています。
ピルの種類が合わない場合、痛みが軽減されなかったり、ひどいむくみや頭痛が起きたりもします。
診察を受けたから、服薬したからと言って一筋縄で治るものではないのです。
生理痛は個人差があり、実際痛みが全くない人もいます。
それ故に同性であっても親や友達に理解されにくかったりするのです。
痛む場所、時期、症状は本当に人それぞれです。
世の中の女性の数だけ、症状の種類があると言っても過言ではありません。
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倫は低容量ピルの「避妊薬」のイメージから、会社に持っていくことを拒みます。
相原は「同じ時間に飲めばいいので、出勤前や就寝前でもいい」と伝えます。
そして、倫が安心するように自分の名刺を渡し、服薬指導を終えます。
調剤室に帰ってきた相原に対し、葵は「何かあったら必ず相談してね」と声をかけます。
初めての服薬指導に手応えを感じていた相原は「大丈夫です」と自信たっぷりに答えます。
数日後、遠野から病院に電話がかかってきます。
薬を飲んでも月経痛が全く改善しないのです。
しかし、相原は具体的な対策や提案を述べず、再受診を勧めるだけでした。
相原の冷たい対応に、倫は肩を落とし、電話を切ります。
様子を見ていた葵は再度、相原に声をかけますが、相原は「大丈夫です」と答えるだけでした。
病院に再度出向いた倫は相原と話している最中に倒れてしまいます。
そこで薬剤部は相原が担当している患者が順調ではないことに初めて気づいたのでした。
当の相原は指導係の葵が早苗の件で「忙しそうだったので…」と口を濁します。
さらに「生理痛のこととか聞く感じじゃなかったので…。」と病気を軽んじた発言をします。
それを聞いた葵は「病気に大きいも小さいも重いも軽いもない」と諭し、担当を変えます。
しかし、相原は倫のインスタグラムを見て気づいたことがありました。
気づいたことを手掛かりに再度倫を担当したいと願い出て、葵はもう1度託します。
相原は倫の病室に出向き、気づいたことを伝えようとしますが、倫は全てを諦めてしまっていました。
親に相談しても「どうせ生理痛でしょ」と言われ、周りの人に痛みのひどさを理解されず、隠して生きてきたのでした。
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葵は入院した小川早苗さんの症状の原因が全くわからず、悩んでいました。
調剤室で悩む葵に先輩薬剤師・瀬野章吾(田中圭)が「患者を見ろ」と声をかけます。
瀬野はクロストリジウム腸炎の可能性を指摘したのでした。
クロストリジウム腸炎とは抗生剤の服用で腸内細菌のバランスが崩れ、引き起こされる腸炎です。
そして、瀬野は早苗と葵が腹を割って話し合える関係か、と葵に問います。
早苗が葵に本当のことを伝えていないと判断したのでした。
すぐに葵は早苗のもとに向かい、服薬の有無を問いますが、「飲んでません」の一点張り。
葵は独自の調査を始めます。
早速、早苗が通っていると言っていたパッチワーク教室に出向きます。
しかし、そこに集う人たちのなかで「小川早苗」の名前を知る人はいませんでした。
早苗は嘘をついていたのです。
信用されていないことに気づいた葵は次の行動に出ます。
地域の院外薬局で早苗に薬を出したことがある薬局がないかを探したのです。
早苗に抗生物質が処方されていることがわかった葵は、実際に処方箋を出した医院に出向きます。
担当医師は「こうなるかもしれないと分かっていながら処方した」と言い出します。
そこには葵の理解の範疇を超える現実が待っていたのでした。
葵が適切な治療を受けて元気になった早苗に会いにいくと、早苗は自分の身の上話を始めます。
早苗は定年退職まで事務の仕事をし、働き詰めでした。
退職後、趣味の手芸の時間を楽しもうと思い、地域のワークショップに行きます。
しかし、既にできていたコミュニティーに入れず、次第に1人家で過ごす日々が増えていったのです。
そんな中、体調を崩してしまい、非常に心細くなった早苗は地域の医院に吸い寄せられるように行きます。
初めて訪れたその医院で、医師は親身に話を聞き、すぐに早苗の心の拠り所になったのでした。
そして、その医院で処方された薬は次第に早苗が自分の存在価値を証明する心の支柱になっていったのです。
症状が軽くてもその抗生剤の処方を医師に頼み、処方してもらっていました。
今回、倒れるまで具合を悪くした抗生剤の処方を頼んでいたのは早苗自身だったのです。
話を聞いた葵は混乱します。
本来、医師は患者の身体が良くなるように診察・処方をします。
しかし、早苗の担当医師は身体面での悪化の可能性をわかっていながら処方をし、早苗を精神的に救っていました。
葵はどちらが患者のためになるのかの判断がつかなかったのです。
しかし、薬剤部主任・刈谷奈緒子(桜井ユキ)が「それは違う」と答えます。
刈谷の昔の経験からの判断でした。
今回の葵と似たような経験をしたことがあったのです。
刈谷の経験談を聞いた葵と相原はそれぞれの患者と真摯に向きあうことをさらに決意します。
相原は倫の服薬指導に向かいます。
倫のインスタグラムを見て気づいた点を伝え、これからの生活習慣を気をつけるように言います。
生理痛で初めて人に親身になってもらい、感動した倫は笑顔で病院を去ります。
そして、日々自分の体の声を聞き、症状改善に努めるのでした。
一方、葵は退院する早苗の病室を訪れていました。
早苗に「薬は病気を治す薬であって、自分自身の存在を証明するものではない」と敢えて厳しく言います。
さらに信頼できるかかりつけ医の存在が恵まれていることも伝えます。
安心した早苗は穏やかな日常に戻っていったのでした。
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アンサングシンデレラ(ドラマ)6話の感想
『アンサングシンデレラ』第6話いかがだったでしょうか。
今回も患者との信頼関係が鍵でした。
いままで葵は患者からすぐに信頼されているイメージでしたが、今回は一筋縄では行きませんでしたね。
それにしても、1人の患者さんに対して院外の薬局を調べたり、さらにかかりつけの医院にまで出向いたりするのでしょうか。
前回は余命宣告を受けた患者のために薬剤部全体で草野球大会を開催していました。
調剤室の忙しさの現実も同時に放送されていますから、こんなところまでできるのかな、と葵の行動を疑問に思ってしまいます。
Twitterでも「やりすぎ」「ありえない」などの声が上がっていました。
さらに今回、疑問に思ったことは「患者のインスタグラムを勝手に見ていいのか」ということです。
「ストーカー」とまでは言いませんが、流石にやりすぎでは…と思ってしまいました。
相原はベテランの薬剤師と比べると“現代っ子”の描き方をされているので、強調したかったのかもしれませんが…。
とはいえ、今回も盛りだくさんの内容でした。
薬剤部主任の刈谷の過去も知ることができました。
『アンサングシンデレラ』は毎回薬剤部のメンバーの過去にも焦点を当てます。
スポットライトが患者だけでなく、薬剤師にも当てられているところは共感が得られるのではないでしょうか。
『アンサングシンデレラ』は主題歌が流れてくるタイミングがいいですよね。
以前のエピソードの感想でも書きましたが、葵は患者を“日常”に戻すことを目標としています。
毎回「みんなそれぞれの大切な日常があってこれからもそれぞれの未来が続いていく」のナレーションから始まるのです。
そして、毎回最後に患者が“日常”に戻った映像が流れます。
その映像が流れ始めるときにドリカムの吉田美和さんの「♪たった一瞬〜」と流れてくるのです。
タイミングと歌詞にいつもウルッときてしまうのです。
やはり、主題歌の威力は大きいですよね。
ドラマを見る上で外せないポイントです。
来週のゲストは渡辺真起子さんとモロ師岡さんです。
元秘書へのパワハラ疑惑が報道された議員役を渡辺真起子さんが、第一秘書役をモロ師岡さんが演じます。
大物議員ということですが、葵はどのように向き合うのでしょうか。
来週も目が離せませんね!
アンサングシンデレラ(ドラマ)6話のあらすじ
2020.08.20
葵みどり(石原さとみ)は小野塚綾(成田凌)も誘い、相原くるみ(西野七瀬)たちと区民センターで高齢者を対象とした服薬指導教室を行う。指導を終えたみどりたちが廊下に出ると、目の前で高齢の女性、小川早苗(高林由紀子)が倒れた。早苗は萬津総合病院救急センターで豊中瑠衣(臼田あさ美)の治療を受けるが、体調不良の原因がハッキリしないため入院することに。みどりが現在服用している薬を尋ねると、早苗は飲んでいないと答えた。翌日、刈谷奈緒子(桜井ユキ)が外来患者に服薬指導。的確な指導を行う刈谷を見ていたくるみは、どこからあの自信が来るのかと不思議がる。すると、工藤虹子(金澤美穂)は、刈谷がかつて大手の調剤薬局で働き、幹部候補にもなる優秀な人材だったとくるみに話す。しかし、優秀な刈谷がなぜ病院薬剤師に転職したのかは謎。くるみはみどりにも聞くが知らない様子だ。戻って来た刈谷は、くるみには初めてとなる一人での服薬指導に行くよう告げ、みどりも了承する。くるみが任されたのは月経困難症と診断された遠野倫(山谷花純)。上手く服薬指導が出来たと調剤室に帰って来たくるみに、みどりは何かあったら必ず自分に相談するよう告げる。
七尾拓(池田鉄洋)は早苗が多剤耐性菌の保菌者ではないかと疑った。みどりは多剤耐性菌について調べていると瀬野章吾(田中圭)に患者を見ろと言われ、早苗が本当に服薬していなかったかを調べることに。一方、くるみは遠野から薬が効いていないとの電話を受けるが、みどりに伝えず…。
(引用:公式サイト)
まとめ
次の第7話ではゲストの渡辺真起子さんとモロ師岡さん、既に登場されている穂志もえかさんが中心となります。
穂志もえかさんは白血病で入退院を繰り返している20歳の女性を演じています。
葵との信頼関係も強く、他の入院患者も気にかける素敵な女性です。
その彼女に何か起こるのでしょうか。
大物議員というイレギュラーな存在もでてきますが、病院内にどのような影響を与えるのでしょうか。
気になりますね…ということで、来週もお見逃しなく!!
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※このページのアイキャッチ画像は、公式サイトから引用させていただきました。