アンサングシンデレラ(ドラマ)5話のネタバレ・感想・あらすじ!「第二の患者」のために葵たちがとった行動は?

アンサングシンデレラ

ドラマ『アンサングシンデレラ』の5話ネタバレ・感想・あらすじについて、まとめてみました!

『アンサングシンデレラ』は普段関わることの少ない病院薬剤師の日常を描いたドラマです。

日本で初めての薬剤師をテーマにしたドラマでもあります。

石原さとみさん演じる主人公・葵みどりが一人一人の患者と真摯に向き合います。

他にも、田中圭さんや西野七瀬さん、井之脇海さんなどの多くの人気俳優が登場します。

まさたか
まさたか

今回は第4話に引き続き、ステージ4のがん患者とその家族と向き合う話です。

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アンサングシンデレラ(ドラマ)5話のネタバレ!

辰川樹里(久保田紗友)は摂食障害を起こし、葵みどり(石原さとみ)が勤める病院に入院していました。
樹里の祖父・辰川太一(伊武雅刀)はステージ4の胃がんを患っています。
大好きな祖父が病気で苦しむ姿を見て、不安になり、樹里は摂食障害を起こしたのです。
樹里の父・辰川秀三(迫田孝也)は胃がんであることを太一本人に伝えていませんでした。
祖父に嘘をついて治療を受けさせていることも樹里を苦しめていました。

葵は近くのバッティングセンターで樹里の父・秀三に声をかけます。
そして、「第2の患者」という言葉の概念を話し始めます。
「第2の患者」とは大病を患った患者の家族のことです。
患者の家族は治療で苦しんでいる大事な人の姿を見て、患者と同じかそれ以上に苦しい思いをします。
そういった場合、その気持ちを吐き出す場所があることが大切です。
そして、自分がその場所になります、と伝えたのでした。

翌日、秀三は太一に胃がん通告と余命宣告をすることを決意します。
秀三は樹里に「辛いことになるかもしれない。大変だと思う。それでもいいか」と聞きます。
樹里は覚悟し、うなずきます。
太一は担当医師からの説明を受け、治療を断ります。
「中華料理屋の厨房に立ち、家族とご飯を食べる。」
それが太一の最後の願いだったのです。
泣き出してしまう樹里を見て、葵は家族で話し合うことを勧めます。
翌日、太一は抗がん剤を用いての治療を承諾したのでした。

病院内のケモセラピールームに初めて入った新人薬剤師・相原くるみ(西野七瀬)はがん薬物療法認定薬剤師に興味を持ちます。
ケモセラピールームとは抗がん剤を調剤する部屋のことです。
がん薬物療法認定薬剤師とはがんの治療薬を扱うことができる薬剤師のことです。
そして、相原は葵に付き添って辰川太一を診ることを志願します。
葵はそれを受け入れます。

相原はキラキラした目で太一のサポートのためにがん治療の勉強をし始めます。
中華料理屋にも出向き、樹里の父・秀三を元気付けるような言葉をかけます。
しかし、秀三を元気付けるために使った資料の論文の実験には太一のような胃がんの患者は含まれていないのでした。
葵は相原の言動を懸念し、「希望を与えるなら責任を取らなきゃいけない」と諭します。

太一は孫の樹里と「したいことリスト」を作り、一つ一つ叶えていきます。
そして、抗がん剤治療の休薬期間に退院を果たします。
抗がん剤は非常に強い薬です。
投与期間と休薬期間のサイクルで、薬が効いているかなど体の声を聞き、必要以上に体に負担がかからないよう治療します。
休薬期間は投与期間よりも吐き気や頭痛、全身の倦怠感が出にくいので退院も可能な場合があるのです。
退院した太一は自分の家で家族との時間を噛み締めます。
翌日は念願の野球観戦を予定していましたが、高熱を出し、病院に運ばれてしまいます。

容体が安定した太一は信頼している葵を病室に呼びます。
そして、治療が苦しいことを告げ、延命治療をしたくない意思を伝えます。
その意思を聞いた葵は、治療が終わったら家にも帰ることができると治療の続行をやんわりと勧めます。
しかし、太一の決意は固く、「最後にどう生きるかは自分で決める」というのでした。
「しんどい」と心の声を漏らした太一に、葵は「わかりました」というほかありませんでした。

家族には担当医師を通して抗がん剤治療から緩和ケアに重点を置いた治療に切り替えることが伝えられます。
緩和ケアはがんによる痛みを取り除く治療法のことで、太一の希望である快適に家族と過ごすことを考慮した選択でした。
しかし、新人薬剤師の相原は「緩和ケア」の意味を分かっていませんでした。
緩和ケアに切り替えることが、家族も医師も看護師も薬剤師もみんなが「諦めた」ことだと認識していたのです。
そのことに気づいた葵は「諦めてなんかいない」と強く否定します。

高熱で野球観戦に行くことができなかった太一のために、葵はある企画をします。
葵が勤める萬津総合病院薬剤部VS地域薬局の薬剤師の草野球大会を催したのです。
太一は非常に楽しみ、盛り上がりました。

野球観戦後、秀三は父親である太一に本音を話し始めます。
太一がいなくなった後、娘の樹里と仲良く暮らしていけるのかという悩みです。
かつて同じ悩みを抱えていた太一は「その不安はずっと消えない。家族が1番大事なものだから。」と言います。
そして、太一は「ありがとうな」と秀三に感謝の気持ちを伝えるのでした。

その後、太一は息を引き取ります。
葵と相原は最期に立ち会い、亡くなった太一に孫の樹里は「ありがとう」と伝えます。
患者の最期に初めて立ち会った相原に葵は「その気持ち忘れないでね」と声をかけます。
「救いたくて全力を尽くしたからこそ、悔しくて悲しい。そのことをずっと考えていかなくちゃいけないんだと思う」と伝えます。
悲しさがこみ上げてきた相原はその場で泣き崩れます。

調剤室に帰ってきた葵は先輩薬剤師・瀬野章吾(田中圭)から太一の野球ボールを受け取ります。
野球ボールには太一からの「ありがとう」というメッセージがありました。
太一の姿を思い出した葵は悲しさと悔しさで泣いてしまいます。

樹里は太一がいた最後のベッドに座り、太一のことを考えていました。
様子を見にきた葵は樹里に背中合わせでベッドに座ります。
そして、葵が幼い頃に体験した妹の死を話し始めます。
妹が亡くなった際、自分の無力さを思い知り、幼かった葵は泣きたくても泣けませんでした。
いなくなった妹のベッドに座っていた時、その病院の薬剤師が背中合わせで座り、黙ってそばにいてくれました。
薬剤師の背中の暖かさに、葵はその時初めて泣くことができたのです。
大事な時期に寄り添ってくれた薬剤師に憧れ、葵は薬剤師になったのでした。

そして、秀三と樹里はそれぞれの日常に帰っていきました。

 

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アンサングシンデレラ(ドラマ)5話の感想

『アンサングシンデレラ第5話「第二の患者」』いかがでしたでしょうか。
第4話、第5話と2話に渡ったエピソードでした。
今回は非常に苦しい内容になりましたね。
大切な人をがんで失った方も、そうでない方も涙なしに見ることはできなかったのではないでしょうか。

私も実際に泣いてしまいました。

ツイッターでも「体の水全部抜いたくらい泣いた」「泣きすぎて目腫れた」などの声が多く見られました。

逆に、「1人の患者のために野球の試合をすることなんてない」といった声も多くありました。
たしかに薬剤師という存在を描いた際の誇張表現は困りますよね。
『アンサングシンデレラ』を見ていて、ドラマの演出が過ぎていると感じることもあります。
しかし、「がん患者とその家族との向き合い方」を葵目線で伝えるには十分な流れだったと思います。

葵は患者のことも家族のことも同じくらい大事に考え、向き合います。
題名にもなっている「第二の患者」は非常にケアが難しいです。
大事な人が苦しんでいる姿を見て苦しむ人、大事な人が病気であることを受け入れることができない人。
家族の形が様々な以上、「第二の患者」の精神的負担の形も様々です。
今回、家族のことまで気遣っていた葵を描いたこのドラマはすごいなと感じました。
非常に難しく、重い内容だからこそ気持ちを隅々まで描くことは難しいですよね。
その点、経験の浅い相原を異質な存在として投入しことで、葵の「患者とその家族との向き合い方」が浮き彫りになっていました。
今回の重い内容に反して序盤の相原の軽さには少しイラつきました。
しかし、葵と比較させて描かれていたと考えると納得です。

今回は葵の過去にも言及されていましたね。
どうやったら葵のように患者の家族の気持ちまで考えることができる人になるのか不思議に思っていました。
自分の経験からだったのですね。
これからの葵の見方も少し変わるかもしれません。

来週は患者との信頼関係がテーマの回になります。
新人の相原も初めての業務を1人で任されます。
目が離せませんね!

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アンサングシンデレラ(ドラマ)5話のあらすじ

2020.08.13
萬津総合病院に入院中の『娘娘亭』店主、辰川秀三(迫田孝也)の父、太一(伊武雅刀)の容態が急変。幸い安定したものの、葵みどり(石原さとみ)は辰川家を心配していた。太一は末期がんだが、秀三は本人に告知をしていない。そのことで、祖父に嘘をついていると悩む秀三の娘、樹里(久保田紗友)は摂食障害になってしまっていた。太一が倒れた後も、秀三と樹里の溝は埋まらない。樹里に助けを求められたみどりは、秀三と話に行く。

みどりの説得で、秀三は太一に告知して抗がん剤治療を受けてもらうことにしたと樹里に告げる。太一の妻が抗がん剤で苦しんだ時よりは薬も改善されてきてはいるが、それでも辛いことになるかもしれないと話す秀三に樹里は頷いた。
医師から告知を受け、抗がん剤治療を行わなければ余命3ヶ月と言われた太一は治療の必要はないと思っていると言う。秀三と樹里は反対するが、太一は入院せずに家族と過ごしたいらしい。みどりは抗がん剤治療には休薬期間があるので、自宅で過ごすことも出来ると提案した。

太一は家族との話し合いで治療を決めた。樹里は太一と一緒に、これからやりたいことのリストを作る。そんな中、みどりは相原くるみ(西野七瀬)とケモ室(抗がん剤調剤室)へ。くるみはがん薬物療法認定薬剤師の資格を持つ刈谷奈緒子(桜井ユキ)の仕事に興味を示す。調剤室に戻ると、くるみはみどりと一緒に太一を看たいと販田聡子(真矢ミキ)に申し出た。くるみにはまだ早いと不安視する販田だが、みどりは了承する。
命の現場で薬剤師がみた現実は?

(引用:公式サイト

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まとめ

「がん患者との家族」という苦しく、難しい話を描ききった『アンサングシンデレラ』。
大事な局面を切り抜けたのではないでしょうか。
石原さとみさん演じる葵みどりの熱心な姿に慣れてきた人も多いと思います。
来週への期待が膨らみますね!

ゲストとして高林由紀子さん、山谷花純さんが登場します。
西野七瀬さん演じる新人薬剤師・相原くるみの成長っぷりにも注目です。
お見逃しなく!!

 

※このページのアイキャッチ画像は、公式サイトから引用させていただきました。

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