ドラマ『嫉妬2020』の原作小説と、そのネタバレについてまとめてみました!
嫉妬2020とは、昭和の小説と映画が原作のスペシャルドラマです。
2020年8月16日夜9時から放送予定。
檀れいさんと国仲涼子さんのWヒロインで女性のドロドロした戦いを描いています。
旦那に心中された主婦がホステスに扮して、旦那と心中したホステスと同じ店で働くことに……。
本当に旦那は浮気していたのか、心中で死んでしまったのか。
たくさんの謎がある作品で、最後まで目が離せません。
ドロドロしたサスペンスが好きな人に、おすすめしたいスペシャルドラマです。
今回は、嫉妬2020の原作小説をネタバレ込みでご紹介します。ネタバレ込みなので、スペシャルドラマを見る予定の人は注意してください。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。
嫉妬2020(ドラマ)の原作は?【ネタバレ】
今回、スペシャルドラマ化された・嫉妬2020は昭和の小説を一度映画化されています。
その時のキャッチコピーは、『岩下志麻/ 浅丘ルリ子 天下の美女 華麗な対決!』。
昭和の大女優がWヒロインを演じてドロドロの女の争いを行うということで、とても人気の映画となりました。
二人のヒロインがとても色っぽくて、素晴らしい映画です。
原作の小説と映画は同じ時期なので、ほとんど違いはないでしょう。
しかし、今回のスペシャルドラマと小説は違うところが多々あります。
夫がホステスと心中したというところは変わりません。
小説でも、夫は亡くなり一緒に心中したホステスは生き残っています。
スペシャルドラマでは、夫婦の子供は出てきませんでした。
しかし、小説では亮一という5歳の男の子がいます。
野口姿津花がホステスとして働く際には、母親に預けていました。
小説でも子供はあまり出てこないのでストーリーには大きく関わっていません。
Wヒロインの名前も、野口姿津花→野口姿津子、永井文奈→永井扶美子であり、少し違います。
野口高史も映画と小説では、野口高志と漢字だけ変更。
現代に親しみやすい名前に変更されているようです。
小説と映画は昭和のものということもあり濡れ場も多くありましたが、スペシャルドラマではなくなっているもしくは少なくなっているでしょう。
日曜日の21時から放送されるドラマなので、見やすいように変更されると思います。
どのように変更されるかが楽しみな部分ですね。
小説のあらすじを分かりやすく、スペシャルドラマの名前でご紹介します。
野口高史の失踪6日後の夜、旦那が死んだと知らされます。
それも、ホステスと心中してホステスは生き残り旦那だけは死んだと……。
しかも、会社のお金にも手を付けていたと信じられない事実も知らされてしまいます。
そしてしばらく経った後、一緒に心中したホステス・永井文奈が100万円の小切手を香典に持ってきたのです。
激しい嫉妬に襲われる野口姿津花。
旦那の死の真相を探るべく、偽名を使って永井文奈と同じお店で働き始めます。
ホステスと普通の主婦。
永井文奈は手強くて隙がありません。
なかなか、死の真相を探れずに野口姿津花は苦労していました。
少しずつ距離を近づけてどうにか真相を探ろうとする野口姿津花。
遂に、永井文奈が旦那の上司の愛人であったことを遂に突き止めます。
永井文奈と親しかったのは旦那ではなく、上司だったのです。
そんな時、永井文奈と旦那の上司の関係に詳しい人物に野口姿津花は好意を持たれてしまいました……。
様々な葛藤を抱えながら、野口姿津花は抱かれることを決意。
溺れてしまいそうになりながらも、目的を忘れまいと耐える野口姿津花。
まさにドロドロのサスペンスです。
そして分かった事実とは……。
野口高史の上司は会社のお金に手を付けて永井文奈に貢いでいたのです。
野口高史が横領していたのではありません。
夫は横領を知ってしまっただけ。
その事実を野口高史に知られてしまって罪を着せて永井文奈と心中させようとしました。
これが野口高史の心中事件の真相です。
その一方で、野口高史の妹は兄を殺した張本人と仕事を得るために関係を持ってしまって……。
その事実に耐えられなくなった妹は兄を殺した張本人を殺して自分も自殺。
遂に、永井文奈の正体に気づいた野口姿津花は本人と直接対決。
永井文奈は壊れてしまって終了。
野口姿津花も復讐の疲労感だけ残り終わりました。
野口姿津花の旦那・高史は横領も心中もしていなかったのです……。
ただ、横領を知ってしまったから殺されただけ。
しかし、永井文奈は高史のことをどう思っていたのかは分かりません。
鞄に高史はの写真を入れているなど、本当は好きだったのかも。
旦那が裏切っていなかったという事実を分かった野口姿津花ですが、もう旦那は戻ってきません。
復讐してもその事実は変わらずに虚しさだけが残る悲しい終わり方でした。
誰も幸せにはなれない終わり方の小説です。
嫉妬2020(ドラマ)の脚本・原案は?
嫉妬2020の脚本を担当したのは、深沢正樹さんです。
たくさんの映画やドラマに携わっています。
前は映画監督を行っていましが、現在はライターとして活動中。
ミステリーやサスペンスなどの作品が多く、嫉妬2020にぴったりです。
今回は、深沢正樹さんが脚本を担当した連続ドラマの代表作を抜粋してご紹介します。
嫉妬2020の原作は、藤本義一さんの小説です。
2012年10月30日に亡くなっていますが、たくさんの小説を執筆されていました。
奥さんはタレントの藤本統紀子さんで、次女はアーティストをしています。
嫉妬以外にも大ヒット小説が多数。
33歳から78歳までほぼ毎年小説やエッセイを出していました。
嫉妬を出した年に他にも多数小説を執筆しています。
大人向けのダークな小説が多いです。
昭和の小説ということもあり、現在も売り出されているのかは不明。
興味がある人は、図書館などで探してみましょう。
まとめ
嫉妬2020は、藤本義一さんの小説が原作で映画化、スペシャルドラマ化されたものです。
スペシャルドラマと小説、映画のストーリーにに大きな違いはありません。
しかし、設定や名前など違うところはあります。
昭和の小説を令和にスペシャルドラマとして放送するので、リメイクした部分はあるでしょう。
ドロドロとした女性の感情や争いの部分は変わっていません。
昭和の大ヒット映画なので、スペシャルドラマにも期待が持てます。
最後まで見ればホステスと心中した旦那の死の真相が分かるので、最後まで見るのがおすすめです。
テレビ朝日で8月16日夜9時から放送されるので、ぜひ見てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※この記事のトップ画像は、公式サイトから引用させていただきました。