ドラマ『働かざる者たち』の原作マンガと、そのネタバレについてまとめてみました!
テレビ東京で、8月26日の深夜から、パラビドラマ『働かざる者たち』が放送開始されます。
ドラマ『働かざる者たち』は、ネット配信のParaviで、8月26日の21時より先行配信されます。
映画、ドラマに引っ張りだこの、主演の濱田岳さんはじめ、先日発表された主要キャストも個性的で期待できるドラマです。
ドラマ『働かざる者たち』には原作があり、SNSで、「刺さる」「身につまされる」と反響を呼んでいます。今回は、ドラマ『働かざる者たち』の原作・ネタバレ、脚本について詳しくお伝えいたします。
働かざる者たちの原作は?【ネタバレ】
さらに‼️#サレンダー橋本 先生による
現場訪問マンガを解禁‼️#濱田岳 さんとの2ショット写真も‼️#テレ東#パラビ#働かざる者たち#古川雄輝#池田エライザ#大水洋介#津田寛治#8月26日#現場訪問漫画を4ページもありがとうございます#嬉しすぎる#ただ編集日下さんはもうちょい男前ですよ pic.twitter.com/SlbNgOWFZt— 働かざる者たち🖋テレビ東京ドラマパラビ✨8月26日(水)スタート🗞 (@Hatarakazaru_tx) August 21, 2020
ドラマ『働かざる者たち』の原作は、サレンダー橋本さんが描かれたマンガ『働かざる者たち』です。
マンガ『働かざる者たち』のあらすじをネタバレも含めて紹介していきたいと思います。
老舗新聞社が舞台のストーリーです。
第一話『窓際に咲くジェラシー』
働きアリの法則、アリのコロニーにおいて、よく働くアリ、普通に働くアリ、働ないアリの割合は2:6:2に分かれる。
主人公橋田は、新聞社に働いていますが、サクリファイス橋田というペンネームでマンガも書いています。
新聞社には、記者職以外にも、校閲職、技術職、販売職、広告職など多くの職種があり、強烈な縦割りの社会です。
橋田は、技術職システム部で、入社2年目です。
中年記者が「おいシステムのやつ、エラーが出て降版出来ねえぞ。」と怒鳴ってきました。
中年記者にせかされて、移動していると、技術局工程部、入社25年目の八木沼さんに声をかけられました。
「お前何頑張っちゃってんだ。どうせ新聞社なんて全部つぶれるぞ。」
八木沼さんは、印刷から発送までの新聞製作工程を管理する部署にいながら、いっさい仕事をせず、コンパのメンバーを探しています。
そんな八木沼に、橋田はいらいらしていました。
斜陽業界の新聞社には、逃げ切り体制に入った、働かないアリが大繁殖しています。
独身寮に帰った橋田は、同期で経済部所属の新聞記者、新田くんに、八木沼の話しをします。
新田くんから、八木沼は、大学時代にイスラム関係の研究をしていて、著書も何冊か出している凄い人だと言われます。
先週コンパした、看護師との話しをする八木沼の話しに、橋田は適当に答えていました。
すると、八木沼は「おい橋田、俺を適当に扱っていると後悔するぞ。」と言って、炭鉱のカナリヤの話しを始めました。
その日の夜、帰宅しながら橋田は、今日も会議でぼけっとしてて怒られっぱなしだったなと考えていました。
すりあがってる朝刊を見ると、同期の新田くんの記事が一面に載っていました。
橋田は、元々の能力が違うとわかっていても、同期の新田くんと自分を比べていました。
現実から逃げるように、帰ってマンガを描こうと走っていると、八木沼の姿を見つけました。
八木沼は、橋田を見つけると、「俺はこの歳で、女子大生とコンパ三昧。同期で俺ほどエンジョイしているやつはいない。」と言って笑い出しました。
橋田は、その時の八木沼の顔を見て、少しも楽しそうじゃないと思いました。
そして、何も考えずに若い女性と遊んで楽しんでいるようだけど、内心では、出世している同期を意識して、エンジョイしている自分を過剰に演出しているんだと思いました。
俺の心の中にも、八木沼さんいると思いました。
この日から、橋田と働かざる者たちとの熱い日々が幕を切りました。
第二話『赤鉛筆エレジー』
橋田は、独身寮で、新田くんと、校閲職・入社2年目の鴨志田くんと飲んでいました。
鴨志田くんが、エリート集団と言われる校閲職を「変わったやつが多い。ムダに高学歴の文学少年と少女ばかりで、一筋縄ではいかない。」と言いました。
会社で、以前、ずっとウィキペディアを見ていたおじさんが橋田に話しかけてきました。
「システムの兄ちゃんよ。俺たちゃ、来年には会社に切り捨てられるぜ。新聞社は、結局記者のものなんよ。」
「システムや校閲は、子会社に出向で流されて、そのうち安い給料で使われるようになんのさ。」
橋田は、ショックを受けました。
そして、ウィキおじさんが校閲部の元エースで、今の部長に30年前に手柄を横取りされたことを知りました。
ウィキさんは、働かないことで、会社や部長に復讐していることを知り、幼稚だけど少しだけ気持ちがわかるなと思うのでした。
第三話『インクまみれのブルース』
橋田は、徹夜勤務で会社にいると、刷版が一枚も出ないシステム障害では?と印刷所からの電話がありました。
「まずいよ。刷版擦れないと賠償金払うことになるよ。」と言われ大慌てで、印刷工場まで向かいました。
橋田が、工場でシステムを調べると、一時的にサーバーが重くなっていたのではということがわかり、印刷部長に説明しました。
すると印刷部長は、最近他社の新聞も印刷してくれと言ってきて大忙しだといいます。
電子新聞の普及や、新聞離れによる部数減で、新聞社は、空いた機械の有効活用のために、他社の受託印刷をしています。
その受託印刷料が、大きな収入源になっている新聞社もあり、部数の多い宗教系の新聞は、新聞各社で争奪戦が繰り広げられています。
印刷部長が、色身を調整するのは手動になるので、職人技の世界だと橋田に話しました。
そこに、男性が橋田にぶつかってきました。
仕事中に、ずっとスマホゲームをしているその男性を見て、この工場にも働かないアリかと思いながら社に戻ろうとする橋田でした。
するとさっきの男性が、またスマホゲームをしているのを見かけた橋田は声をかけました。
「あの…。もっと真剣に働いた方がいいんじゃないですか。」
すると、その男性は「何で?仕事なら何でもやらないといけないの。」
「お前ら本社の人間は、自分の給料を維持するために、好き勝手受託して汚れ役は俺たちだ。」
「魂からっぽで、上っ面で働くお前みたいなやつは、働いてない俺以下だぜ。」
何も言い返せない橋田のもとから「なーんちゃってね。」と言って男性は立ち去りました。
男性の言葉にドキッとさせられた橋田は、自分のことを確かに上っ面だよと思うのでした。
橋田は、宿直明けに、また調子が悪いと印刷工場に呼ばれました。
そこで、ふざけていた従業員が、機械に巻き込まれそうになり、危ない所を、スマホゲーム男が助けました。
その男は、以前は娘に自分の仕事を自慢していたことを語り、今のエロ新聞は、娘に見せられない、プライドの持てない仕事をするのがと泣き出しました。
それを聞いて橋田は、目の前の仕事に真剣に向き合ってみようと決めるのでした。
働かざる者たちの脚本・原案は?
ドラマ『働かざる者たち』の脚本は、有働佳史さんとニシオカ・ト・ニールさんが担当されています。
有働佳史さんは、このドラマの監督もされています。
2019年のドラマ『おもしろ南極料理人』や2020年放送の『週末オトコ温泉同好会』の脚本も手がけています。
ニシオカ・ト・ニールさんは、地元札幌にいたときに、俳優安田顕さんが率いる劇団『up speak』に所属していました。
その後、『up speak』に所属する4人の女優より、劇団ネットワークカミナリゴーゴーズを主宰しました。
2003年に、劇団『up speak』は解散され、上京後、カミナリゴーゴーズから、カミナリフラッシュに改名されました。
カミナリフラッシュの、全作品の脚本、演出を手掛けています。
女優としては、西岡知美名義でも活動しています。
ドラマ『働かざる者たち』の原案は、サレンダー橋本さんが描いたマンガ『働かざる者たち』です。
このマンガは、サレンダー橋本さんが勤める会社の、働かないおじさんAをモデルにした作品だそうです。
当時の驚きやいらだち、会社員とマンガの副業の間で揺れ動く感情も描かれています。
小説投稿サイト・エブリスタが2017年5月に初めてのコミックエッセイレーベル・コココミを創刊しました。
マンガ『働かざる者たち』は、コココミ創刊時の作品の1つです。
・2018年8月29日発売 単行本『働かざる者たち』サレンダー橋本 小学館クリエイティブ・全1巻
まとめ
今回は、ドラマ『働かざる者たち』の原作のストーリーの詳細・ネタバレ、原作者や、ドラマの脚本家についてお伝えしました。
原作は、ドラマと同じタイトルのマンガ『働かざる者たち』です。
原作者の、サレンダー橋本さんの実体験を元にして、描かれたマンガなので、リアリティーのあるドラマになると思います。
笑って泣けるコメディードラマになっているそうです。