アンサングシンデレラ(ドラマ)8話のネタバレ・感想・あらすじ!でんでんが取り乱すほどの終末期医療の結末は?

アンサングシンデレラ

ドラマ『アンサングシンデレラ』の8話ネタバレ・感想・あらすじについて、まとめてみました!

『アンサングシンデレラ』は病院薬剤師の知られざる日常を描いたドラマです。

主人公の葵みどりを石原さとみさんが演じます。

葵は薬剤師の使命を「患者が病院外でもそれぞれの日常を送れるようにすること」と考え、一人一人と真摯に向き合います。

まさたか
まさたか

今回、葵は在宅医療を学ぶために地域薬局に研修に行きます。そこで目の当たりにする厳しい終末期医療の現実とは…

早速見ていきましょう!

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アンサングシンデレラ(ドラマ)8話のネタバレ

萬津総合病院薬剤部に部長・販田聡子(真矢ミキ)から荒神寛治(でんでん)が休暇を取ることが伝えられます。

荒神は“調剤の魔術師”と呼ばれるスゴ腕の薬剤師です。

責任感の強い荒神のため、薬剤部は休暇の理由を不審がりますが、販田部長は口を濁します。

さらに、部長は在宅医療に特化した地域調剤薬局での研修の参加者を募ります。

在宅医療に興味がある葵みどり(石原さとみ)は立候補しますが、周りが引き留めます。

葵が抜けると病院内での業務に手が足りないのです。

そこで薬剤部副部長・瀬野章吾(田中圭)が助っ人に来ることになりました。

葵は無事、研修に参加することが決まります。

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研修当日、葵が道に迷っていると後ろから小野塚綾(成田凌)がやってきます。

小野塚は萬津総合病院近くのドラッグストアに勤める薬剤師です。

小野塚も在宅医療を学ぶために研修に駆り出されたのでした。

二人が研修先に着くと、すぐに薬局の代表・仁科敦夫(東根作寿英)に患者宅の訪問に同行するよう言われます。

訪問宅で患者に薬を渡すだけでなく、おしゃべりをしたり、電球の交換をしたりする仁科の姿に二人は驚きます。

次に二人は末期がん患者の家を訪問します。

なんとその家は“調剤の魔術師”こと荒神寛治の家でした。

荒神の妻・泰子(大塚良重)は8年前に大腸癌を患い、治療しましたが、半年前に再発し、全身への転移も見つかりました。

入院していましたが、泰子の「家に戻りたい」という希望で在宅医療に切り替えました。

妻の看病のために荒神は休暇をとっていたのです。

泰子の容態はあまり良くなく、全身に強い痛みとせん妄が出ていました。

せん妄とは短期的に意識が混濁することで、自分のいる場所や日時など身の回りのことの認識ができなくなります。

荒神夫婦は毎年結婚記念日を家で過ごし、荒神は毎回練習した手品を披露していました。

今年も結婚記念日を家で二人で過ごしたい、というのが泰子の願いだったのです。

結婚記念日は明後日です。

今年は結婚25周年で荒神は気合を入れて練習している最中だと言います。

いつもの柔らかい笑顔で語る荒神でしたが、心の中では大きな迷いが生じていました。

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新人薬剤師・相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎で病院に通っている増田航平(田中幸太朗)に薬を渡します。

処方量よりも早いペースで薬をもらいにきた航平に対し、相原は多量摂取の疑いをもちますが、航平は答えようとしません。

「急いでるから」と言い、息子の翔太(川原瑛都)を連れ、妻の見舞いに行ってしまいます。

航平の妻は第二子を妊娠しており、病院に入院しているのです。

鼻水を垂らし、目が赤く腫れ上がっている翔太を見て、先輩薬剤師・瀬野が航平の妻に事情を聞くよう相原に言います。

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葵の研修先の『笹の葉薬局』に担当医師から荒神泰子の鎮静の指示が出ます。

鎮静とは鎮痛のコントロールが効かなくなった段階に用いる対処療法のことです。

痛みは和らぎますが、患者と意思疎通を図ることができなくなります。

荒神はいつかこの時が来ることを覚悟していました。

普段「痛い」や「苦しい」を言わない泰子がその日の朝に「お母さん、痛いよ、助けて」と叫んだのです。

叫びながら、痛みを我慢し、爪が食い込むまで手を握り締める泰子の姿を見て、荒神は決意を固めたのでした。

25回目の結婚記念日を明日に控えた上での決断でした。

「本当に家に帰ってきてよかったのか」と悩む荒神に、葵は気休めの言葉をかける以外できませんでした。

いよいよ鎮静の薬を投与する時がきます。

その時、今まで眠っていた泰子が急に起き、「あなた…手品は?」と荒神に喋りかけます。

鎮静をすれば手品を見ることも結婚記念日を祝うこともできません。

笑顔で「(手品は)完璧だよ」と答えた荒神でしたが、突然「ちょっと待ってください」と治療を中断させます。

薬の投与を明日の結婚記念日の手品が終わってからにしてほしいと言うのです。

実は荒神はずっと迷っていたのです。

医師は了解し、葵たちも荒神の家を去ります。

薬の知識が豊富で“調剤の魔術師”と言われる荒神が取り乱し、治療を中断させた、その姿に小野塚は呆然とします。

小野塚は終末期の患者の在宅医療の必要性に疑問を抱きます。

在宅医療は家族にも周囲にも負担がかかり、患者も十分で迅速な医療を受けることができません。

条件だけ見れば病院での治療が適していると言えます。

荒神家での過酷な戦いを目の当たりにした小野塚は在宅医療の必要性について考えずにいられなかったのです。

一方、葵は荒神が少しでも泰子と過ごす時間が取れるよう、介護用品を家に届けにいきます。

薬局に残った小野塚は訪問先から帰ってきた仁科に質問をします。

葵はなぜ家族のケアにまで目を向けることができるのか、ということです。

小野塚は終末期の患者と接することが初めてで、患者のことを気にかけるだけで精一杯でした。

仁科は在宅医療は退院後の生活も含め、患者を長く看ることが目的だと話し始めます。

つまり、その患者さんが「息を引き取るまで」です。

そして、仁科は葵には「最期まで看る覚悟」があるからではないかと言います。

その言葉を聞いた小野塚は中華料理屋の出前を持って荒神の家に行きます。

三人で荒神宅で食事をしながら、葵と小野塚は荒神の手品の手伝いを申し出ます。

荒神は寝ている泰子に嬉しそうにそのことを報告するのでした。

翌朝、荒神は手品を披露するために泰子を起こします。

荒神が「ミュージック…」と音楽をかける指示を出そうとしたその瞬間、泰子が苦しみ始めます。

医師が体を抑えることができないほど悶え苦しむ泰子の姿に、荒神は苦渋の決断をします。

「泰子さんを楽にしてください」と荒神は鎮静治療を頼んだのです。

手品を泰子に見せるまであと1歩の出来事でした。

「よくがんばったよ、偉いよ」と荒神は声をかけながら、涙を堪えます。

薬が効き、泰子が痛みで握り締めた手はようやく緩むのでした。

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1週間も経たないうちにアレルギー性鼻炎で通院している増田航平が再び薬をもらいにきます。

相原は航平の妻から息子の翔太にハウスダストのアレルギーがあることを聞いていました。

相原が翔太のことを話し、薬の用途を尋ねるとやっと「息子にも飲ませている」と言い出しましした。

しかし、航平が行っていることは非常に危険だったのです。

航平に出されている薬はステロイドで、子供が飲むと成長ホルモンが抑制されてしまう恐れがあります。

瀬野も危険性を説明し、やっと納得した航平は翔太に謝ります。

そして、瀬野は相原に患者を看取ることと同じくらい、これからの未来を見ることも大事だと伝えます。

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葵と小野塚は泰子に手品を披露するため、再び荒神宅を訪れます。

眠っている状態ですが、荒神は一生懸命泰子に声をかけながら手品を成功させます。

そして、荒神は葵と小野塚に笑顔で「家に帰ってきてよかった、ありがとう」と伝えます。

患者の家族に「ありがとう」と初めて言われ、小野塚はある覚悟を決めます。

数日後、泰子は亡くなり、荒神も翌月には職に戻ることが決まりました。

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病院に戻った葵は、調剤室での人手不足の穴を埋めてくれた瀬野に感謝の気持ちを伝えに行きます。

患者と笑顔で接する瀬野を背にして葵が立ち去ろうとしたその瞬間、瀬野が血を吐いて倒れます。

地面に横たわる瀬野の姿に葵は茫然と立ち尽くすしかありませんでした。

 

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アンサングシンデレラ(ドラマ)8話の感想


『アンサングシンデレラ』第8話いかがでしたか?

終末期医療、そして在宅医療の過酷さが描かれていましたね。

でんでんさん演じる荒神の妻への愛が満ち溢れたエピソードでした。

「自分の大切な人がこうなってしまったら…」と自分の立場に置き換えて観た方も多かったのではないでしょうか。

また、今までどなたかの死に目に立ち会った方は思い出さずにはいられなかったと思います。

「大切な人の苦しみを取り除きたい、でも一緒に育ててきた思い出も大事にしたい」

その葛藤に押しつぶされそうな荒神を見るのは非常に苦しかったです。

私自身も亡き祖母のことを思い出しました。

小野塚が悩んでいましたが、在宅医療は何のために、誰のためにあるのでしょうか。

「患者のため」や「家族のため」でしょうか。

高齢化社会が超高齢化社会になり、日本では生まれる人数より、死にゆく人数が格段に多くなります。

医療サービス含め、介護サービスの充実も最重要課題です。

『看取る』現実の厳しさをこのエピソードは視聴者に伝えてくれたのではないでしょうか。

第8話の注目したい点は、「最期まで看取る」ことと「これから生きていく」ことが対比してあった点です。

これから死に向かう泰子と、これから生きる翔太、これから生まれる赤ちゃんを身篭るお母さんの対比が印象的でした。

田中圭さん演じる瀬野章吾が、西野七瀬さん演じる相原くるみに言っていましたね。

「患者を最期まで看取ることは大切。だけど、これからの未来を見ることも同じかそれ以上に大事なことだからな」

今生きる人々、時代と同様に、これから生まれてくる時代、人々を考える必要があると思いました。

Twitterでは瀬野を心配する声が多くありました。

前話の予告でも倒れるシーンが放送されたので、気が気でなかった人も多かったと思います。

瀬野が倒れた真相は次話に持ち越しでしたね。

実は原作の漫画では薬剤師が倒れるエピソードはないようです。

ドラマのオリジナルということなのでしょうか。

展開が読めない分、気になりますね。

次話のゲストは徳永えりさんと高橋光臣さんです。

処方薬に依存する母親役を徳永えりさんが熱演します。

目が離せませんね!

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アンサングシンデレラ(ドラマ)8話のあらすじ

2020.09.03
葵みどり(石原さとみ)たちが“調剤の魔術師”と称える荒神寛治(でんでん)が、休暇を取る事になった。手品を練習するためと言う販田聡子(真矢ミキ)に、みどりたちは納得出来ない。ただでさえ忙しい薬剤部に人員の余裕はないのだ。販田は荒神の仕事は自分が兼務すると言うが、薬剤部から一名を調剤薬局の研修に出す事になったとも伝える。みどりが名乗り出るが、刈谷奈緒子(桜井ユキ)は猛反対。だが、みどりの代わりに瀬野章吾(田中圭)が薬剤部に張り付き、救急センターへは必要な時に行くよう販田は手配していた。

みどりが研修するのは在宅医療に特化した『笹の葉薬局』。みどりが笹の葉薬局を探していると小野塚綾(成田凌)に声をかけられる。小野塚も在宅医療を学ぶよう『ナカノドラッグ』の店長に指示されていた。二人が薬局を見つけると、店から代表の仁科敦夫(東根作寿英)が飛び出して来て、挨拶もそこそこに二人を患者の家へと連れて行く。仁科は様々な患者の家を回りながら、みどりたちに仕事を説明。高齢者の患者が多いため、仁科たちは薬の管理の他に、食べ物や副作用のチェックなども行っていた。そんな時、末期がん患者の家へ行ったみどりたちを荒神が出迎える。患者は荒神の妻、泰子(大塚良重)だった。

一方、相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎の増田航平(田中幸太朗)に服薬指導。くるみは服薬量が多い事が気になるが、増田は意に介さず帰ってしまう。そんなやり取りを見ていた瀬野は、航平と一緒に来ていた息子の翔太(川原瑛都)が気にかかる。

(引用:公式サイト

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まとめ

今回は終末期医療の辛さを顕著に描いたエピソードでした。

次回は田中圭さん演じる瀬野省吾と、徳永えりさん演じる若月陽菜が中心のエピソードです。

予告では「非小細胞肺がんのステージⅣ」という言葉も使われていました。

誰が一体どうなるのでしょうか。

最終話に向けた大事な回になりそうです。

次回、第9話お見逃しなく!

 

※このページのアイキャッチ画像は、公式サイトから引用させていただきました。

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