連ドラのNo.1をクール毎に決定している「ドラマアカデミー賞」では、我々視聴者の投票で受賞が決まるって知ってましたか?
この記事では、ザ・テレビジョン主催の「ドラマアカデミー賞」について、歴史や審査方法などを詳しく調べてみました。
「ドラマアカデミー賞」って?
「ドラマアカデミー賞」とは、レモンでお馴染みのテレビ情報誌「ザテレビジョン」のテレビドラマ人気投票企画です。
スタートしたのは、1994年4−6月クールのドラマからで、今年の秋ドラマで113回目を迎えた歴史ある賞なんです。ちなみに、第1回目の最優秀作品は安達祐実さん主演の『家なき子』でした。
テレビ番組の人気度を測る際に注目されるのは視聴率ですが、昨今はリアルタイムではなく、見逃し配信などで後日見る人も多いので、視聴率だけで人気度が測れないのではないでしょうか。そのため、視聴者投票でリアルな声を反映して決める「ドラマアカデミー賞」こそが本当に注目された作品が決まる賞だと思います。
ドラマNo.1を決める審査と表彰部門
現在、ドラマアカデミー賞で設けられている賞は全部で9部門あります。
その中で、我々視聴者の投票(ザテレビジョンでは読者票と表記)が反映されて決まるものと、審査員とテレビ記者で決める賞があります。
読者票・テレビジョン記者票・審査員表で選出
- 最優秀作品賞
- 主演男優賞
- 主演女優賞
- 助演男優賞
- 助演女優賞
- ドラマソング賞
審査員票・テレビジョン記者表で選出
- 脚本賞
- 監督賞
- ザ・テレビジョン特別賞(受賞作品なしの回もあり)
ノミネート対象作品
ノミネート対象となる作品は、全5話以上で全国の地上波(※関東ローカルは除く)で放送されたドラマです。前回の投票締切日から今回の投票締切日までに終了した全ての作品から、放送局がエントリーを決めた作品です。
第113回ドラマアカデミー賞 受賞作品
では、最新の受賞作品である、第113回(2022年7-9月)の受賞作品を紹介していきましょう。
- 最優秀作品賞・・・『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』
- 主演男優賞・・・中村倫也(『石子と羽男』)
- 主演女優賞・・・有村架純(『石子と羽男』)
- 助演男優賞・・・赤楚衛二(『石子と羽男』)
- 助演女優賞・・・松岡茉優(『初恋の悪魔』)
- ドラマソング賞・・・燦燦/三浦大知(連続テレビ小説『ちむどんどん』)
- 脚本賞・・・坂元裕二(『初恋の悪魔』)
- 監督賞・・・塚原あゆ子、山本剛義(『石子と羽男』)
ご覧の通り、第113回ドラマアカデミー賞はTBSドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』が5部門を制覇する快挙でした。
平均視聴率が最も高かったのは、TBS日曜ドラマ『オールドルーキー』でしたが、今回の最優秀作品賞に輝いた『石子と羽男』は、読者・審査員・記者という三者の評価が全て高かったそうです。
5部門制覇も凄いことですが、歴代最多受賞作品は2000年に放送されたドラマ『Beautiful life〜ふたりでいた日々〜』の11部門制覇です。現在、廃止になった賞も含まれるため受賞部門数が多いですが、ほぼ全ての部門賞を制覇しており、注目されていた作品だったというのがわかります。
歴代2位は『ロングバケーション』で10部門、どちらの作品も主演を務めたのは木村拓哉さんで、木村拓哉さんは歴代最多受賞俳優という記録も残しています。
第114回はどのドラマに?
2022年10−12月クールのドラマはいったいどの作品が受賞するのでしょうか。第114回の投票は現在投票受付中です。ドラマアカデミー賞の公式ページから投票することができますので、投票締切の2023年1月17日(金)23:59までとなっています。ぜひお気に入りのドラマ、俳優、ドラマ主題歌に投票してみてください。話題作が多かったクールなので、かなり投票に悩むかもしれませんね!
まとめ
この記事では、ザテレビジョン主催の「ドラマアカデミー賞」についてまとめてみました。
ドラマファンとしては、1月から始まる2022年冬ドラマも楽しみですが、秋ドラマのどの作品が次のドラマアカデミー賞に輝くのかも楽しみです。2023年、年明けからワクワクが止まらなくなりそうですね!