現在公開中の長編ミュージカルアニメ映画『犬王』が話題となっています。主人公・犬王の声を務めるのは、エキゾチックな顔立ちに中性的な雰囲気を纏うアヴちゃん。その独特な存在感に「いったい何者?」と釘付けとなってしまいます。そこで本記事では、アヴちゃんにのプロフィールや特徴をご紹介していきます。
バンド『女王蜂』のボーカル・アヴちゃんのプロフィール
- 名前:アヴちゃん
- 別名義:薔薇園アヴ(ばらぞのアヴ)
- 本名:非公表
- 生年月日:12月25日
- 年齢:非公表
- 性別:非公表
- 出身地:兵庫県神戸市
その音楽性の高さから注目されている、人気バンド『女王蜂』のボーカルとして、不思議な魅力を放つアヴちゃん。作詞・作曲時は、薔薇園アヴという別名義で活動しています。
Perfumeに憧れてバンドを始めたアヴちゃんは、2009年『女王蜂』を結成。地元のライブハウスを中心に活動を開始し、『姫様御乱心』『王族大逆鱗』などを発表しました。
2011年にアルバム『孔雀』を引っ提げてメジャーデビュー。収録曲『デスコ』が映画『モテキ』のメインテーマ曲に起用され、一躍注目を浴びました。
類稀なオーラを放つアヴちゃん
身長は180前後と高く、低い声と骨ばった身体つきから男性であると思われます。しかし、美意識は高く、毎日リンパマッサージをしたり、ミニスカートを履いてその美脚を披露したりと、その振る舞いから心は女性ではないかと言われています。
噂によれば、アヴちゃんは女系家族のため、男性がおらず、女性に囲まれて育ったそう。女性らしい恋愛観や可愛らしい仕草もそこからきているのかもしれません。過去のインタビューでも、
- 「音楽性を正当に評価してほしい」
- 「国籍や、性別、年齢などの属性で人を判断するのはつまらない」
と答えており、そのためアヴちゃんはプロフィールをほぼ公開していません。
また、アヴちゃんはイスラム圏のハーフでジェンダーレスと言われています。それゆえに、幼いころから自身の国籍や性別などのアイデンティティを質問されることが多く、それにいつもうんざりしていたそう。
悩んでいく中で、型にとらわれない「私」という人間を確立したアヴちゃんだからこそ、人を魅了する唯一無二の存在感を放っているのですね。
独特の感性が魅力的なアヴちゃん
『女王蜂』は、メイクやスタイリングなどもメンバー自らがセルフプロデュースしている才能豊かなバンドですが、アヴちゃん自身も型にはまらない独特の感性の持ち主。
2019年には、自身のインスタグラムで歯を矯正した姿を公開していますが、その歯列矯正器具は、キラキラ光りまるで宝石のよう。歯にアクセサリーを纏うなんて、普通は考えつきません。しかし、それが似合ってしまうから魅力的なんですよね。
注目のアニメ映画『犬王』で主役に抜擢!
室町時代に実在した能楽師・犬王がモデルの古川日出男の小説を、数々の賞を受賞する鬼才・湯浅政明監督が手掛けた長編ミュージカルアニメ映画『犬王』。室町時代に民を熱狂の渦に巻き込んだ能楽師・犬王と琵琶法師・友魚の友情の物語が描かれています。
本作品で、主役の犬王の声に抜擢されたのが、女王蜂・アヴちゃんなんです。作中では、その中性的な声と圧倒的な表現力で見事に犬王を演じきっています。そういえば、犬王とアヴちゃんは「謎が多い」、「型破りなカリスマ性」という共通点で結ばれていますね。アヴちゃんだからこそ、その犬王の独創性を再現することができたのではないかと思います。
アニメ映画『犬王』について
- 監督:湯浅政明
- 原作:古川日出男『平家物語 犬王の巻』
- 脚本:野木亜紀子
- 出演:アヴちゃん、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊
- 製作:2021年
- 上映時間:97分
- 公開日:2022年5月28日
ストーリー
京の都の猿楽の一座に生まれるも、その姿は異形ゆえに父をはじめ皆に疎まれながら育ってきた犬王。大人たちは隠すように、犬王の顔に瓢箪の面を被せた。ある日、彼は平家の呪いにより盲目となってしまった琵琶法師の友魚と出会う。二人は言葉を交わすより先に舞と歌を交わすことで、その友情が瞬時に固く結ばれる。以来、犬王と友魚は、共鳴することでお互いの才能を開花。犬王は観客を魅了していくたびにから異形が少しずつ消え、美しい美を獲得していく。
まとめ
今回は女王蜂・アヴちゃんのプロフィールや特徴について綴りました。そんな、アヴちゃんが主役を務め、その歌唱力が鳥肌モノといわれる話題の映画『犬王』。この記事をここまで読んでくださったあなたなら、きっと映画も観たくなってきたはずです!これからもずっと魅力を増し、妖艶になっていくだろう女王蜂・アヴちゃんから目が離せません!