NHK大河ドラマの第62作品目として2023年に放送された「どうする家康」。
戦国時代を生き抜き、江戸幕府を開いた偉人・徳川家康を主人公とした大河ドラマは2000年放送の「葵 徳川三世代」以来の23年ぶりとなることもあり、放送開始前から非常に注目度が高い作品でした。
嵐の松本潤さんが主演を務めたことでも話題となりましたね。
ただ、実際はつまらないとの声が多く、作品としての評価はあまり高くはありません。
そこで本記事では、松本潤さん以外のキャストやつまらないといわれる理由について見ていきましょう。
2023年に放送された「どうする家康」について
松本潤さん以外のキャストやつまらないと言われている理由についてお伝えする前に、まず初めに本記事で取り上げる「どうする家康」についての基本情報を紹介します。
下記の表にまとめているので、ご確認ください。
放送時期 | 2023年1月8日〜12月17日 |
脚本 | 古沢亮太 |
プロデューサー | 村山峻平、川口俊介 |
演出 | 加藤拓、村橋直樹ほか |
ナレーター | 寺島しのぶ |
オープニング | 暁の空 / NHK交響楽団 |
話数 | 全48話 |
冒頭でも触れたように、徳川家康をメインとする大河ドラマは2000年以来23年ぶりで、今作は通算3作目となりました。
主演は嵐の松本潤!有村架純や広瀬アリス、阿部寛なども出演
徳川家康を演じたのは嵐の松本潤さんで、嵐のメンバーの中では初の大河ドラマ挑戦だったこともありかなり話題を集めましたね。
松本潤さん以外のキャストとしては、家康の王室である瀬名を有村架純さんが、三人目の側室である於愛を広瀬アリスさんが、他にも北川景子さんや阿部寛さんなどの豪華俳優陣が出演。
松山ケンイチさんや山田裕貴さんなど、「どうする家康」のキャスト陣は全体的に若い世代に人気の高い俳優が多くキャスティングされていた印象がありました。
主演の松本潤さんのファン層に人気の高い俳優を選んでいたのかもしれませんね。
「どうする家康」はつまらない?
松本潤さんや有村架純さんの大河ドラマ初挑戦作品としてかなり注目が集まっていた「どうする家康」ですが、実際に放送を観た視聴者からの反応はそこまで良くありません。
もともとの前評判が高すぎたという声もありますが、ネット上では「どうする家康はつまらない」といった厳しい感想も多く上がっているようです。
では、何故「どうする家康」はつまらないと言われてしまっているのでしょうか。
ここからはその主な理由として、2つの要素を深掘りして紹介していきます。
理由①作風とマッチしないCG演出
「どうする家康」の作中ではさまざまな場面でCG技術が用いられていますが、そのCGを使った演出に批判的な声が多く上がっています。
特に第1話目で使用された馬のCGに関しては、放送終了後に作中の馬術指導を担当したスタッフの元に馬関係の知り合いから「これで本当いいのか?」といった声が多く寄せられたそうです。
他のCGに関しても何処かファンタジー感の拭えないものが多く、視聴者からは「大河ドラマにマッチしていない」との辛辣な意見も。
CGが物語全体に与える違和感に耐えられず、視聴をやめたとの声も上がっています。
理由②中途半端なストーリー
「どうする家康」では、徳川家康の一般的な史実よりも近年新たに唱えられ始めていた新説を多く取り入れており、その結果として従来の史実と混ざって中途半端なストーリーだとの指摘も多く上がっています。
それ故に視聴者は徳川家康に感情移入することができず、退屈でつまらないと感じる方が多くなってしまったようです。
大河ドラマである以上史実を元に大幅な改変はできませんが、ドラマ作品として視聴者を楽しませなければいけません。その難しい匙加減のバランスがうまく取れていない作品になってしまったのかもしれませんね。
まとめ
今回は2023年に放送された大河ドラマ「どうする家康」のキャストやつまらないと言われる理由などを紹介しました。
松本潤さんや有村架純さんの出演で話題を集めた一方、肝心の本編の評価はあまり高くはなく、思うような反響を得ることはできませんでした。
ただ、ある意味「どうする家康」は大河ドラマとCGの組み合わせや、ドラマとしての見せ方など、歴史ドラマを制作する難しさを感じた視聴者も多いのではないでしょうか。