2022年11月11日に公開された『すずめの戸締まり』。新海誠監督が前作『天気の子』公開から、およそ3年ぶりに完成させた新作作でファンにとっては待望の映画ですよね。
今回は、そんな話題沸騰中の『すずめの戸締まり』のキャストや見どころについて紹介していきます。
『すずめの戸締まり』のあらすじ
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、ある日登校中に扉を探しているという旅の青年に出会います。彼の後を追う鈴芽が山中の廃墟で見つけたのは、まるでそこだけが崩壊から取り残されたようにポツンと佇む古びた扉。なにかに引き寄せられるように、鈴芽は扉に手を伸ばします。その後、学校の窓から見える不吉なものが、あの扉のところから広がっていくことに気づきます。
その時はまだ何が起きているのかも分からない鈴芽でしたが、やがて日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければならないというのです。そんな不思議な扉に導かれ、すずめの戸締まりの旅が始まります。果たして鈴芽と扉を探す旅の青年のストーリーの展開やいかに・・・。
『すずめの戸締まり』の声優キャスト
- 主人公・岩戸鈴芽(いわとすずめ)/原菜乃華
- 幼少期・岩戸鈴芽/三浦あかり
- 旅人・宗像草太(むなかたそうた)/松村北斗【SixTONES】
- 白猫・ダイジン/山根あん
- 鈴芽の叔母・岩戸環(いわとたまき)/深津絵里
- 環の同僚・岡部稔(おかべみのる)/染谷将太
- スナックのママ・二ノ宮ルミ(にのみやるみ)/伊藤沙莉
- 愛媛の少女・海部千果(あまべちか)/花瀬琴音
- 鈴芽の母・岩戸椿芽(いわとつばめ)/花澤香菜
- 草太の友人・芹澤朋也(せりざわともや)/神木隆之介
- 草太の祖父・宗像羊朗(むなかたひつじろう)/松本白鸚
『すずめの戸締まり』の4つの見どころ
①ストーリー性
国境や世代の垣根を超え、世界に爆発的な人気を繰り広げられる新海誠監督の作品。
今作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元である扉を閉めていく鈴芽の成長を描く冒険物語になります。扉を閉める旅を通して鈴芽はどのような心境の変化や成長をしていくのかが見どころです。また、閉じ師という青年・草太は一体何者なのか、扉によって引き起こされる災いとはどのようなものなのか、気になるところが盛りだくさんですね!
②声優キャスト
主人公の鈴芽の声優を務めるのは、1,700人を超えるオーディションの中から新海誠監督が自ら探し出した「原菜乃華」さん。印象的な歌声が耳に残り、想像を掻き立てられるような世界観を表現しています。原さんは
何かものすごいことが動き始めたような感覚に、今は目の前がキラキラ輝いています
と意気込みを語っています。
また閉じ師の草太の声優を務めるのは、ジャニーズSixTONESの松村北斗さん。やや低めの落ち着いた声が、ミステリアスな草太にぴったりですね!その他、『西遊記』三蔵法師役を演じたベテラン女優の深津絵里さんや、細田守監督作品の常連声優・染谷将太さん、『君の名は。』でも声優を務めた神木隆之介さんといった豪華キャストが集結しています!
ハスキーボイスの持ち主・伊藤沙莉 声がどのように作品中で溶け込んでいくのかも気になります。選ばれし声優陣の熱演にも興味が湧いてきます。
③繊細な風景描写
新海誠監督の作品の描写が綺麗であることは皆さんご存じだと思います。とても繊細で綺麗な描写は、新海誠監督の世界観に引き寄せられます。
また、新海誠監督が描く風景は実際に存在する場所と風景が似ていることから、過去の作品でも聖地巡礼が話題になるほどです。今回の作品では、扉を探していくうえで鈴芽が様々なところに旅に出るため、県をまたいでの描写を楽しむことができるでしょう。どこの県が舞台になっているのか、というところも見どころの1つになりますね!
④音楽
今回の作品では、主題歌『カナタハルカ』『すずめfeat.十明』と劇伴25曲あることが公表されています。本作品を担当する歌手・作曲家らは、RADWINPS、陣内一真、十明です。
アニメーション映画『君の名は。』や『天気の子』の音楽全般を担当したRADWINPS。は、劇伴音楽でも多彩な作曲性を発揮し非常に高い評価を得ています。
陣内一真は、『名探偵ピカチュウ』や『ジュマンジ/ネクスト・レベル』などのハリウッド作品の作曲チームにも加わったことのある世界的有名な作曲家です。十明は、初めて制作しTikTok内で投稿したオリジナル曲「人魚姫」が注目を集め、同楽曲のカバー動画がTikTok内で話題となり人気になりました。その歌声が制作陣の耳に留まり採用されました。
野田洋次郎と新海誠が魅了し、認めた彼らによって作り上げられる作品の中の音楽はどのようなものか期待が高まります。