『20世紀少年』映画と原作の違いをまとめ!子役は現在何してる?

当サイトは、海外在住者に向けて情報を発信しています。
『20世紀少年』映画と原作の違いをまとめ!子役は現在何してる?

世代を超えて愛されている作品、『20世紀少年』。漫画を原作とする『20世紀少年』はその人気の高さから、2008年から2009年にかけて実写映画も製作されています。原作に負けず劣らずの評価を集めた『20世紀少年』の映画版ですが、原作との違いはあるのでしょうか。今回の記事では『20世紀少年』の映画版と原作の違い、そして子役の現在について紹介します。

目次

『20世紀少年』映画版について

『20世紀少年』の映画版は全3部作で製作されました。製作費は総額で60億円にもなったといわれるほど大掛かりなプロジェクトで、監督の起用された堤幸彦さんを中心に日本が誇る実力派のスタッフが勢揃い。名俳優の唐沢寿明さんが主演を務めたことでも話題になりましたね。

『20世紀少年』の映画版の興行収入は3部作全てを合わせて110億円を記録しており、週末観客数の面でも3部作全てが公開から数週間の間で1位を記録するなど爆発的な大ヒット作品となりました。その人気の高さから、全作放映後には未公開シーンや映画版とは異なる別のエンディングが収録されたBlu-rayも発売されています。

『20世紀少年』の映画と原作の違いは何?

『20世紀少年』の映画版は原作版とさほど違いはなく、原作に忠実に沿った実写作品と言えます。ですので『20世紀少年』の原作が好きなファンでも問題なく楽しめる作りになっていると言えるのではないでしょうか。

その一方で、『20世紀少年』の映画版では実写ならではのアレンジや違いが随所で入れ込まれています。ここからはその『20世紀少年』の映画版と原作版の主な違い2つを深掘りして紹介していきます。

①    ともだちの正体

『20世紀少年』の映画版と原作の違いとして最も大きいのは、ともだちの正体だといえるでしょう。『20世紀少年』の物語の鍵を大きく担うともだちの存在ですが、原作版ではカツマタとフクベエの2人が登場していました。その反面、映画版ではともだちの正体はカツマタ1人となっており、フクベエは基本的に登場しません。原作では物語が進むにつれてフクベエが生ていたことが明らかになりますが、映画では最初から小学生時代に死亡した設定になっています。ただ映画版ではフクベエと誤解されるある人物が登場します。そのためともだちの正体を追うだけではなく、フクベエと思われる人物が誰なのかにも注目して視聴してみてください。

②カツマタの詳細が明かされる

原作版では全く明かされることのなかったカツマタの過去ですが、映画版では一転してかなり事細かに情報が明かされています。映画版ではカツマタの本名や顔、いじめられた理由や死んだと思われていた理由なども全て明かされました。原作版では謎が多く、最後まで全貌が見えてこなかったキャラクターだけに映画版で明かされた情報が補完となっているのではないでしょうか。

また映画版ではカツマタがカンナの父親であるという新設定も発覚。この設定により物語や人間関係が更に複雑かつ深みを増しました。こうした後付けではありますが巧みな設定で物語を更に盛り上げ、より多くの視聴者を惹きつける要因になったといえるではないでしょうか。

『20世紀少年』の映画版と原作版に違いはあまりない?

『20世紀少年』の映画版と原作版の違いを紹介しましたが、基本的には上述したようにあまり大きな変更点はありません。ですので『20世紀少年』の映画版は原作版をより簡潔に、分かりやすくまとめた実写作品と言えるでしょう。

ちなみに『20世紀少年』の映画版で放送される内容と原作を照らし合わせると下記のとおりになります。

  • 映画第1部:原作の1巻から5巻
  • 映画第2部:原作の5巻から15巻
  • 映画第3部:原作15巻から完結まで

こうみるとかなりコンパクトにまとめた印象がありますよね。また当初は4部作構成の話も上がっていたこともあり、原作ファンからすればやや駆け足で物語が進む印象を抱く方も少なくないようです。ただ物語全体の完成度は非常に高く、まとめ方もとても巧みなので概ね評価は高い作品と言っても過言ではないでしょう。

Blu-ray版の異なるエンディングについて

『20世紀少年』の映画全3作が公開された後、未公開シーンなどが収録されたBlu-ray版には映画版とは異なるラストが収録されています。そんなBlu-ray版限定のラストの内容とは、ヨシツネらの記者会見、アフリカでのカンナとキリコの再会シーンやオッチョの動向などが11分にわたって収録されています。実際の物語に大きな影響を与えるものではなく、あくまでプロローグのような立ち位置のシーンですが原作のファンからは作中でやむなくカットされたシーンだったこともあり、とても好評でした。

当時はレンタル版では視聴することができなかったためこのシーンを知る人は少なかったため、その後地上波で初めてBlu-ray版のラストが流れた際には「地上波用に新録された」と誤解された方が多かったようです。

『20世紀少年』の映画版に出演した子役の現在について

『20世紀少年』の映画版で出演した子役たちが非常に演技が上手く、当時はとても話題になりましたが彼らの現在はご存じでしょうか。実は『20世紀少年』の映画版に子役として登場していたのは、今でもトップ俳優として活躍する人たちばかりで、今でも時おり脚光が当てられています。『20世紀少年』に出演した子役は下記のとおりです。

  • ケンヂ役:西山潤
  • ユキジ役:松元環季
  • フクベエ役:神木隆之介

かなり豪華な面々ですよね。『20世紀少年』の映画版が大きな転機となったいわれる面々だけに、今後この3人が中心となって『20世紀少年』がリメイクされることを期待する視聴者も多いのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事では『20世紀少年』の映画版と原作版の違いについて紹介しましたがいかがでしたか。『20世紀少年』の映画版と原作版の違いはほとんどないといっても過言ではなく、ほぼ原作を忠実に実写化した作品だと言えるでしょう。それだけに原作ファンからの人気も高く、2025年現在でもなお根強い人気を誇る映画として認知され続けています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次