『岸辺露伴は動かない』とは、2020年にNHK総合にて放送が始まったテレビドラマです。2020年12月に1期が放送されると、2021年12月からは2期が、2022年12月には3期、そして2024年5月には4期が放送されています。
作家の荒木飛呂彦さんが手掛けた同名の小説を原作とするドラマですが、実際に視聴した視聴者からはひどいといった辛辣な感想も多く上がっているようです。なぜ『岸辺露伴は動かない』のドラマはひどいといった感想が寄せられているのでしょうか。本記事ではその理由と原作とドラマの違いを中心に深掘りして紹介します。
『岸辺露伴は動かない』のドラマについて
『岸辺露伴は動かない』のドラマがひどいといわれている理由を説明する前に、まずはドラマ版の作品情報から紹介していきます。『岸辺露伴は動かない』のドラマの基本情報は下記のとおりです。
- 脚本:小林靖子
- 演出:渡辺一貴
- 監修:柘植伊佐夫
- 制作:NHKエンタープライズ
- 話数:全9話
- 主な出演者:高橋一生(岸辺露伴役)、飯豊まりえ(泉京香役)
これまでに『岸辺露伴は動かない』のドラマは4回に分けて放送されていますが、1期から3期までは年末に2話ずつ放送されました。その一方で4期は3期の放送から1年半が経過した2024年5月に1話のみ放送されているので不定期で放送されているドラマ作品と言えるでしょう。
あらすじ
世間から切り離されるかのように山奥にお金持ちが集まる富豪村。この村はさまざまな界隈で成功を収めた人物たちが競い合うかのように豪邸を建てる一風変わった地域だ。
若干20代にしてこの富豪村の土地を購入する成功者もいる一方で、富豪村で土地を購入するには、ある条件を満たさないといけないといった噂が囁かれていた。その噂の真偽と、富豪村の実態を調べるべく、露伴と編集者の泉京香は富豪村に足を踏み入れることに。富豪村に到着した2人を待ち構えていたのは、世にも奇妙な試験だった。その奇妙な試験とは「マナー」だが、そもそもマナーには寛容はなく––––。
『岸辺露伴は動かない』のドラマはひどい?その理由は?
なぜ『岸辺露伴は動かない』のドラマはひどいといわれているのでしょうか。その理由について調べて見たところ、主に下記のような点が原因でひどいと言われているようです。
- キャスティングがマッチしていない
- 原作の不気味な雰囲気が表現されていない
- 内容が薄いなどの脚本への不満
上記のような理由を挙げて『岸辺露伴は動かない』のドラマがひどいという声がある反面、動画配信サイトなどでのレビューは決して低くはなく一定の評価は得ています。視聴者の求める要素や原作ファンかどうかなどで評価がかなり変わる作品なのかもしれませんね。
原作との違いについて
最後に『岸辺露伴は動かない』のドラマと原作の違いについて紹介します。『岸辺露伴は動かない』のドラマと原作とでは基本的に大きな改変はされていないものの、随所でドラマオリジナルとなる設定が設けられています。
例を挙げると、中村倫也さんが演じる平井太郎は原作には登場しないドラマオリジナルのキャラクターです。またスタンドが原作よりもより単純化されたことで、原作未読の方でもその設定がすんなりと理解できるような工夫もされています。原作を改変するというより、ドラマはより多くの方にとって見やすいような変更が加えられていると言えるでしょう。
まとめ
以上、本記事では『岸辺露伴は動かない』のドラマがひどいといわれている理由を中心に、原作とドラマの違いなども紹介しましたがいかがでしたか。『岸辺露伴は動かない』のドラマはひどいという声も目立つ一方、真逆の評価をする方も非常に多いようです。
果たして今後の続編はありえるのでしょうか。第5期の続報に期待しましょう。