テレビドラマ『子宮恋愛』が気持ち悪いと話題になっています。深夜ドラマとして2025年4月にスタートした子宮恋愛は、ずばり「子宮で恋愛をする女性たち」を描いたドロドロの不倫ドラマ。原作は漫画家・佐々江典子さんによる同名の漫画で、俳優・松井愛莉さん主演で実写化されました。昨今、不倫系の作品に出演することの多い松井愛莉さんですが、話題のドラマ『子宮恋愛』ではどのような演技を見せているのでしょうか?
『子宮恋愛』が気持ち悪いと話題に
ドラマ子宮恋愛が気持ち悪いといわれる理由は、過激なタイトルから始まります。「子宮」という、本来は女性が子どもを育てる大切な場所である身体の一部を、不倫に結びつけるキャッチコピーとして使用したことで、主に女性から「気持ち悪い」「不愉快だ」という意見が寄せられているそうです。数ある不倫ドラマの中でも、タイトルのインパクトはトップクラスともいえるドラマ子宮恋愛。気持ち悪いといわれる理由を見てみましょう。
下腹部(子宮)のアップ映像が気持ち悪い
子宮恋愛では、主人公・まき(演・松井愛莉さん)が同僚の男性から「”主人”って呼ぶのやめたら?」といわれときめくシーンがありました。そのとき、まきの下腹部(子宮にあたる部分)がアップで映し出され、意味深に水がポチャンと落ちる効果音が流れるという、深夜ドラマならではの演出が。
そのシーンに対し「子宮が恋に落ちるって表現、さすがに気持ち悪い」と批判的な声が寄せられたそうです。「あからさまに下腹部を強調するなんて」と、過剰な演出が叩かれました。
「しきゅれん」というポップな略称が気持ち悪い
子宮恋愛は「子宮」という身体の部位の名前を不倫に結び付け、あたかも子宮が恋に落ちたら仕方がないというメッセージ姓を持つかのような演出に、批判の声が寄せられました。さらにそのドラマタイトルが「しきゅれん」という形に略され、ハッシュタグ「#しきゅれん」という投稿も多く見られるようになると、ドラマを見ていない人にも不快な気持ちが連鎖し、否定的な意見が続出するように。
子宮恋愛はSNSで炎上も
子宮恋愛は、ドラマを見て「不愉快だ」と感じる人が多かったことをきっかけに、SNSでも炎上を見せました。SNSで子宮恋愛を知りドラマを見始めた人や、そのようなタイトルのドラマがあると知って嫌悪感を抱いた人など、さまざまな人からの意見により炎上という事態を招いたそうです。
中には「タイトルが過激なだけで意外と中身は面白いのでは?」と思う人もいるようですが、実際にドラマを見てみるとタイトル通りの気持ち悪い内容になっているそうです。
主演・松井愛莉にも苦情が
ドラマ子宮恋愛が気持ち悪いという意見の中には、不倫する主人公を演じる松井愛莉さんへの否定的な意見もあります。松井愛莉さんといえばかつて結婚情報誌『ゼクシィ』のイメージガールを務め爆発的人気を誇ったモデルでしたが、昨今では役者としての才能を開花させています。
しかし『子宮恋愛』をはじめここ数年で性的な話題作に出演する回数が増え、ファンからは「もっと仕事を選んでほしい」と心配の声が寄せられているそうです。制作サイドとしては、攻めた役どころを体当たりで演じ切る松井愛莉さんを、高く評価しているのでしょう。
【参考サイト:Yahooニュース】
『子宮恋愛』原作との違いは?
子宮恋愛が気持ち悪いという意見が多くありますが、意外にも原作に対する批判は少ないそうです。なんでも、原作漫画の内容は至って普通の不倫ストーリーであり、そこまで子宮を強調するものではないそう。ドラマになると、カメラワークなどで下腹部(子宮)を映したり、月経を連想させるポチャンという音が入ったりと、生々しいシーンで気持ち悪さが倍増するのかもしれません。具体的にどのような部分が、原作と違うのでしょうか。
気持ち悪いセリフはすべてドラマオリジナル?
子宮恋愛が気持ち悪いといわれるシーンやセリフが数多くある中で、原作ファンが「気持ち悪いといわれている部分はすべて原作にはない箇所」と主張しています。たとえば、主人公まきの下腹部アップシーンや、会社内で同僚の女性に言われる「頭じゃなくて、ここ(子宮)で恋をしちゃう」というセリフなどは、原作にはないのだそうです。これらの「子宮」を過剰に強調する演出が炎上していることから、原作との違いが指摘されるようになりました。
キャラ設定が違いすぎる
子宮恋愛の原作漫画では、主人公まきが恋に落ちる相手が「日系ブラジル人」という設定でした。来日して日が浅く、思ったことをズバッと言ったりキスしてきたりと、日本の文化では考えられない言動がギリギリ許され、まきとの距離感や不倫に発展する経緯にも理解を示しやすいそうです。しかし、ドラマでは「幼少期にブラジルで育った日本人」と、ブラジル設定が弱くなってしまっているのです。そのため、過激な発言をしても”非常識な日本人男性”にしか見えないのだとか。
「原作はそんなに悪くない」という声も
中日スポーツによると『子宮恋愛』という過激なドラマを見て、原作が気になり読み始めたという人からは、以下のような意見もあるそうです。
「作品が悪い訳じゃない」
「(原作の)内容はそんなに悪くない」
「実写化のせいで叩かれてるのはさすがに作者が不憫である」
原作漫画では、ドラマのように子宮を強調するようなシーンはないそうで、地上波放送に適したタイトルと内容に変更すべきだったのではないかという意見もみられます。日刊ゲンダイによると『子宮恋愛』の原作改悪は、かつて同様のトラブルにより原作者が命を落とした『セクシー田中さん』騒動と重なる部分もあるそうですよ。
まとめ
『子宮恋愛』が気持ち悪いといわれる理由について調査しました。子宮恋愛というキャッチーであり過激なタイトルにより「見てみたい」と思う視聴者を増やすことには成功したドラマですが、内容も子宮を強調したり不倫を正当化したりする場面がみられました。それらが原因で子宮恋愛は気持ち悪いというイメージがついてしまったようです。主演の松井愛莉さんが体当たりで演じた話題作ですが、良くも悪くもドラマ史上に残る作品となりそうですね。