「エスター」とは2009年にアメリカ合衆国で公開された映画です。死産を経験し、孤児院から引き取った夫婦の身の回りに起こる不可解な現象を描いたホラー映画として世界中で大ヒットを記録しました。近年ではNetflixで配信が開始されたこともあり、ホラー映画好きなら一度は耳に挟んだことのある作品なのではないでしょうか。
そんなエスターですが、ホラー映画でありながら視聴者から「気まずい」といった感想が上がっているようです。なぜホラー映画のはずのエスターを観た視聴者は「気まずい」と思ったのでしょうか。本記事で深掘りして紹介していきます。
「エスター」ってどんな作品?
はじめに、今回の記事で紹介する「エスター」について簡単に説明したいと思います。冒頭でも触れましたが、エスターが2009年にアメリカ合衆国で公開されたホラー映画です。以下は作品の基本情報になります。
- 監督:ジャウム・コレット=セラ
- 脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン
- 原案:アレックス・メイス
- 制作:ダーク・キャッスル・エンターテインメント
- 上映時間:123分
- 日本での公開日:2009年10月10日
世界中で大ヒットを記録したエスターは、公開から13年後の2022年に本編の前日譚となる「エスター ファースト・キル」も公開されています。
「エスター」のあらすじ
3人目の子供を死産で失って以降、夫や子供たちと幸せな生活を過ごす中でも何処か癒えない心の傷を抱え続けていたケイトは、夫のジョンと相談して孤児院で養子を引き取ることを決めた。
2人が引き取ったのはロシア生まれの少女・エスター。9歳のエスターはしっかり者で年不相応に落ち着いていたが、妙なこだわりを持つ少女で2人は違和感を覚えつつも家庭に早く馴染めるように歓迎して迎えた。だがエスターが家にやってきて以降、2人の周囲では奇妙な出来事が次々と起こり始め、次第にケイトはエスターに抱いていた違和感を強く疑うようになって––––。
視聴者から「エスターは気まずい」といわれる理由は何?
ホラー作品としてかなり高く評価されているエスターですが、一部の視聴者の感想を見てみると「気まずい」といった声も多くみられました。何故ホラー映画のエスターを観て気まずいと感じる視聴者が多いのでしょうか。
結論から言うと、エスターが気まずいといわれる理由は作中でベッドシーンが描かれているからです。ホラー映画だからこのようなシーンがあるとは予想しておらず、家族がいる時に視聴してしまって「気まずい」と感じた視聴者が多かったようです。
「エスター」のベッドシーンは重要なシーン?
ホラー映画でありながらベッドシーンがあったことで視聴中に「気まずい」と感じる視聴者が多いようですが、実はそのベッドシーンは非常に作中で貴重なシーンになります。
多くの方が「気まずい」と思ったベッドシーンで、ケイトはその様子をエスターに見られてしまいました。慌てて誤魔化そうとするケイトにエスターは「ファックだよね」と9歳とは思えない言葉を口にし、一気にケイトは不信感を抱くようになります。その後ケイトは夫のジョンとエスターのことで対立するようになり、徐々に幸せだった家庭が崩れていく様が描かれていくので、まさに物語が大きく動き始めるキッカケはこのベッドシーンだったと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
以上、本記事ではホラー映画として世界中で大ヒットを記録した「エスター」が気まずいといわれる理由について説明しましたがいかがでしたか?
確かにホラー映画にベッドシーンがあるとは想像し難く、故に思わず「気まずい」と感じてしまう視聴者が多かったようです。ただホラー映画としての完成度は非常に高く、2025年現在でも高い評価を維持し続けている作品なので、興味がある方はベッドシーンがあることを考慮した上で是非一度視聴してみてはいかがでしょうか。