2013年に放送され大ヒットしたNHK朝ドラ「あまちゃん」ですが、放送終了後の2015年にBSで再放送されていた実績がありますが、それ以降、地上波での再放送は行われていません。
その理由は何なのか?また、主演を務めた能年玲奈さんが干された理由についても調査しました。
『あまちゃん』が再放送できない理由は4つ!
大ヒットした朝ドラでありながら、「あまちゃん」が再放送できない理由は3つあると言われています。ここでは、その4つの理由について詳しく調査しました。
ピエール瀧の逮捕
「あまちゃん」で重要な役を演じたピエール瀧さんは、2019年に麻薬取締役違反で逮捕され、有罪判決を受けました。公共放送であるNHKは、出演者が重大な刑事事件を起こした場合、過去作品の再放送に極めて慎重になります。
特に「あまちゃん」は出演シーンが多く、編集で完全に削除するのが困難です。視聴者やスポンサーの反発、放送倫理上の懸念も加わり、作品全体に影響するため、再放送のハードルは非常に高く、事実上不可能に近い状況だといえるでしょう。
こうした事情が複雑に絡み、解決は容易ではありません。
東出昌大の不倫騒動
若き日の日の丸さんを演じた東出昌大さんは、2020年に女優・唐田えりかさんとの不倫騒動が発覚し、社会的に大きな批判を受けました。俳優としての評価低下は、出演作品全体のイメージにも大きく影響します。
「あまちゃん」では重要なシーンに多数出演しており、物語の進行にも深く関わる役柄です。そのため再放送時には視聴者の関心や賛否、不快感が強く懸念される状況でしょう。公共放送はこうしたイメージ低下を避ける傾向が非常に強く、結果的に再放送は現状でも非常に難しい状況が続いており、今後も不透明です。
能年玲奈の事務所トラブル
2015年、主演の能年玲奈さんが所属事務所「レプロエンタテイメント」から独立を図った際、契約条件や芸名使用権を巡って深刻なトラブルが発生しました。特に「能年玲奈」という名前が使えない契約上の制限や、肖像権の処理が難航していることは、再放送に直接的かつ大きな影響を与えます。
NHKとしても主演女優に関する権利問題が未解決のままでは、法的リスクや交渉負担を避けるため、放送を見送らざるを得ない状況です。こうした複雑な背景が、今なお「あまちゃん」の再放送を阻む大きな要因となっています。
問題シーンがあった
「あまちゃん」には、放送当時に内容が問題視されたシーンが存在します。そのシーンとは母親役の小泉今日子さんが、アイドルだった松田聖子さんについて「ぶりっ子が流行したのは聖子ちゃんがきっかけ」と語る場面です。
この発言を巡り、当時の週刊誌で松田聖子サイドがNHKに抗議をしたと報じられました。NHK側は否定しましたが、再放送では該当シーンがカットされており、これが地上波での再放送を難しくしている一因といわれています。
再放送できないけど再放送を望む声が多い!
「あまちゃん」は2013年の放送当時から高い人気を誇り、ユーモアあふれるストーリーや個性豊かなキャラクター、能年玲奈さんをはじめとするキャストの魅力が話題となりました。
そのため、再放送を望む声は非常に多く、SNSやネット掲示板でも「もう一度見たい!」「何度でも楽しみたい!」といった意見が絶えません。特に若い世代や新たにファンになった視聴者からの再放送希望は強く、視聴者の期待と人気の高さは現在も色あせておらず、根強い熱狂的なファン層も存在しています。
能年玲奈が干された理由は?
「あまちゃん」に出演したことでブレイクした能年玲奈さんですが、その後ぱったり公に出なくなり、干されたという声が囁かれました。その理由とは何だったのかを調査します。
所属事務所との独立トラブル
前述したように、能年玲奈さんは2015年に所属事務所との独立トラブルを起こしています。この対立により、CMや映画、ドラマの出演に制限がかかるなど、芸能活動に大きな影響が出ました。
独立直後から活動は制約される状況となり、業界内でも接触や仕事のオファーが減少し、露出が著しく制限される事態となったのです。結果として、能年玲奈さんは事実上の活動停止状態に追い込まれました。
芸名と肖像権の問題
独立に伴い、「能年玲奈」という芸名の使用制限や肖像権処理の難航が問題となりました。これにより、再放送や過去出演作での名前や映像の使用が困難になり、放送局や制作側も慎重な対応を余儀なくされたのです。
特にNHKやCM制作会社では権利関係の交渉が難航し、契約未解決のままでは出演や放送ができない状況が続き、こうした権利問題が能年玲奈さんの活動に直接的な影響を与えました。
結果、復帰までの道のりは非常に困難なものとなったのです。
メディア露出の制限
事務所トラブルや権利問題の影響で、能年玲奈さんの映画やドラマ、CMなどのメディア露出が大幅に制限されました。その結果、芸能活動が事実上「干された」とも表現される状況となり、一時期はほとんどの大手メディアで見かけなくなりました。
ファンや業界関係者からは復帰を望む声があったものの、契約や権利の問題が解決されるまで自由な活動は難しく、長期にわたる活動制限が続いたのです。こうした状況は、能年玲奈さんの才能や人気に関わらず、外部環境によって左右された典型例となっています。
能年玲奈は現在も干されている?
能年玲奈さんは現在「のん」という芸名に改名し、映画やドラマなどで活躍の場を広げています。2024年には話題作の映画「さかなのこ」で主演を務め、翌2025年にはNetflixオリジナルドラマ「新幹線爆破」にも出演しました。
また、連続ドラマ「キャスター」にも出演し、演技の幅をさらに広げています。これらの活動から、能年玲奈さんは現在干されているわけではなく、映画やドラマを中心に本格復帰が進んでおり、今後のさらなる活躍にも大きな期待が寄せられています。
最後に
「あまちゃん」は、能年玲奈さんと所属事務所のトラブルによる芸名・肖像権問題や、ピエール瀧さんや東出昌大さんの不祥事が影響し再放送できない状況です。
一方、主演を務めたのん(能年玲奈)さんは映画や舞台、音楽活動で復帰しており、再放送を望む声は多いものの、複雑な事情が重なり現状では実現が難しい状況です。